バス旅行の集合は翌朝8時に京王プラザホテルの正面玄関となっていました。
ホテルで7時に起床したあと、お化粧しようとしたらファウンデーションや乳液まで忘れていることに気付きました。山登りの時は忘れものが命取りになりかねないので、気をつけますが、普通の旅行となると途端に忘れものばかりしています。実際、旅行だと、極端な話、財布やカードを忘れさえしなければ、今の時代は困りません。
ホテルをチエックアウトして、途中のコンビニでファウンデーションなどを調達して、京王プラザに向かいます。京王プラザの周囲にはバスが何台も並んでいて、どのバスなのかもさっぱりわかりません。バスハイクやバス旅行というのに、あまり参加したことがないので、戸惑うことが多いです。先輩がファックスで送ってくれた日程表に連絡先の携帯電話番号が書いてあって、そこに二度も電話してようやく集合場所がわかりました。
画像はこの日、思いがけず眺めることができた浅間山の姿です。
さて、集合場所には私と同期の山仲間横浜のIさんと二つ先輩の千葉のOさんの姿が見えました。二人に会うのは3年ぶりです。少し経って、一つ上の先輩のHさんとAさんがやってきました。新宿からバスに乗り込むのは私を含めて5人です。3年ぶりの再会を喜び合って、バスの後部座席へと乗り込みます。6名という大所帯のグループは私たちだけのようで、そのせいか座席は後ろのほうに割り当てられていました。
新宿を出るとバスは池袋に向かいます。ここで最終の乗客を乗せるのですが、静岡在住の先輩のKさんが始発の新幹線に乗っても新宿8時には間に合わないので、池袋で8時半に乗り込むことになっています。無事にKさんも乗り込み、これですべてのメンバーが揃いました。
実を言うと、私は関越自動車道を走るのは初めてで、この日はバスからの眺めを楽しみにしていました。
学生時代の山登りはいつも前夜に新宿や上野発の夜行列車で出発するので、眺めを楽しんだことはありませんでした。帰りも大抵は夕方なので、車窓の風景を楽しむ余裕もなく、大半は寝ていたのではないでしょうか。
自分で運転してないのと、この日は地図を持ってなかったのとで、見えている山がよくわからないのが残念です。
製糸の町富岡を過ぎるとやがて、左側に特異な形の山が見えてきました。
これが名前だけは知っていた妙義山だそうです。
バスから見るだけでも、ごつごつとした山容は非常に目を引き、この山だけは見間違うことはなさそうです。
望遠レンズで引き寄せた画像ですが、いたるところに岩がごつごつと出っ張っています。
それにしても、学生時代、妙義山に登るという話はあまり出なかったように思います。
でも、検索してみるとちゃんと登山ルートもあるようですね。
この付近はなかなか渋い紅葉でした。
浅間山の姿は昔の山登りでも、あまり記憶に残っていません。
私以外の同期の仲間たちは、1年の頃に、よく浅間山に登っていましたが、私は都合が悪かったのか、登ってないのです。この翌年1973年に噴煙を始めた浅間山には登山禁止になったようです。今も禁止のままでなんでしょうね。これだけ噴煙が上がっているのですから・・。あのとき登っていれば良かったと、今になって後悔しています。
お昼ごはんは佐久インターを下りてすぐの「おぎのや」というところで、釜めしを食べます。
佐久は標高がどのぐらいなのか、知りませんが、この日は東京を出る時からすでにかなり寒くて、信州はもちろんそれにもまして寒く、先輩たちはみなさん防寒用のコートを着用しています。私はといえば、前日と同じブレザーですが、かなり寒さを感じたのは事実です。
釜めしといえば、横川駅の「峠の釜めし」は、昔から有名ですが、横川駅を通ったことはたぶん一度しかなくて、大学二年の時に富山から北アルプスに入ったことがあって、おそらくこのときだけです。
このとき、峠の釜めしを買ったのだったかどうだったか・・。山に行く時はいつも上野か新宿を夜に発っていましたから、碓氷峠辺りは真夜中に通過だったのでしょうし・・。
話は戻り、この「おぎのや」で食べた釜めしが元祖「峠の釜めし」だったとは、たった今、検索して初めて知りました。食べた時は「峠の釜めし」の真似をして作ってあるものだとばかり思っていました。そうと知っていたら、よく味わって食べたのに・・・(殴)
この画像にもちゃんと「横川駅」と釜の横に書いてありますね。
味付けも良く、この地方の特産のアンズや栗の乗っかっている、とても美味しい釜めしでした。さすがに駅弁でも人気を誇るだけあります。
おぎのやで釜めしを食べている間、広い窓から見えていた浅間山方面です。
向かって右が浅間山、左に前掛山、黒斑山と続くようです。
釜めしをいただいた後で、テントで美味しそうなリンゴが売られていて、私は早くもここでリンゴを買ってしまいました。
バスの窓からは高原野菜の畑が見えます。
このあたりはたぶん、冷涼な気候を利用してキャベツや白菜などを栽培しているところだと思うのですが、冬に向かう今の季節はさすがに何も植え付けされてないようです。
土の色が四国とはまったく違いますね。
高速から見える山なみを何気なく撮影したものですが、なだらかな山すそが見えているのは美ヶ原だったようです。
山に登っていたくせに、どうも夜行利用ばかりだったからか、車道からの山の姿はさっぱり苦手です。
この先、バスは松川渓谷へと向かうようで、高速を信州中野インターで下ります。