準備が終わったら、出発です。
小屋の外に出たら、10人ぐらいのパーティーの方たちが準備体操をされていました。
出発が同時になりそうですが、例によって私は撮影しながらのゆっくりペースなので、わざとそのパーティーが先に出発するのを待って歩き始めます。
歩き始めは6時半です。
もうちょっと早く気づいていたら、ゆっくり撮って上げられたのにね・・・(^_^;
朝日を浴びて清々しく咲いているイワカガミとミツバオウレン・・。
この二種類はアルプスの標高2500ぐらいでは、セットで咲いている花ですね。
前を行くYさんがカメラを構えていると思ったら、翌日登る予定の雪倉・朝日方面が見えてきたようです。
この緩やかな稜線は雷鳥坂と呼ばれているようで、新聞社の方が見せてくださった雷鳥画像も、この辺りで撮られたようです。
おじさんが1人、地べたに座り込んで何かを撮影していると思ったら、コマクサの花でした。
コマクサがこんなに早く見られるとは思っていなかったので、大喜びです。
それにしても岩ガラガラのところで、よくもまぁ咲いているものです。
秋田駒では大群生でしたが、横殴りの風と雨で写真を撮るのがやっとでしたっけ。
コマクサはこの後もたびたび見かけることとなりました。
チシマギキョウを見るのはたぶん、学生時代の夏合宿以来で、30数年ぶりです。
あの頃はこういう花は何でもイワギキョウと思っていましたが、この花は毛が生えているので、チシマギキョウらしいです。
鉢ガ岳と雪倉岳との鞍部には非難小屋があって、画像にも写っています。
明日はあそこを通過する予定ですが、天気が心配です。
道の傍らにはとても綺麗なゴゼンタチバナが群生で咲いています。
やっぱり、朝の光の中で見る花は最高ですね。
この日は行動時間4時間足らずの予定なので、気分的に楽で、何枚でも撮影しようかいう気分です。
後ろを振り返ると頚城三山でしょうか、シルエットで見えています。
妙高、火打、焼山にも30数年前に登っているはずですが、どの山がどれなのやら・・??
手前の池は勿論、白馬大池です。
この花、2年前の双六の登りで見かけたものの、どうしても名前がわからなかったものです。イチゴの仲間だろうとまではわかったんですけれどね。
二日後に朝日小屋で見せていただいたビデオで名前を確認しました。
コガネイチゴです。
ちゃんと実もなるらしいですが、実は見たことがないです。
野草の名前はそのときにわからずとも、時を経てわかることがよくあります。そういう意味ではずいぶん私も気長になりました。
登山道の傍らにはこんな黄色い花も見え始めて、いかにも夏山ムード満点になってきました。
そう、高山で咲くミヤマダイコンソウです。
南アルプスでも見ましたし、秋田駒でも見かけました。
四国でも石鎚の山頂付近で咲くらしいですが、石鎚にはあまり真夏に登ったことがないので、まだ見ていません。毎年、アルプスで見るので間に合わせているという感じです。
先行の九州のパーティーの方たちものんびりと登られているのか、花撮影しながらの超スローペースの私たちとも距離が開きません。
この方たちとは結局、朝日小屋までずっと同じコースだったようです。
登ってるか登ってないかわからないほどの緩やかな傾斜の道でも、こうして白馬大池山荘が眼下に見えるということは、ちゃんと登っているわけですね。
コマクサの手前に咲いている白い花はイワツメクサ?確か、北岳にも咲いていたような・・。
高山には小さな白い花が多くて、登るたびに悩みます。
これも毎年アルプスで見かけるコケモモの花ですが、今回はここでしか撮影していません。
アカモノやアオノツガザクラはあちこちで見かけたんですけどね・・。
ほんのりピンクを帯びた小さな花が、お気に入りなんです。
コケモモの横に見えている葉っぱはウラシマツツジというそうで、秋の紅葉がとても見事らしいです。白馬山荘の壁に、このウラシマツツジの紅葉の写真が貼ってあったので、その後、気をつけて見ていると、あちこちで見かけました。
振り返ると白馬大池がとてもよい感じに見えています。
この翌日、雪倉岳の山頂からも見えていましたが、まさしく、山上の楽園のような場所に見えました。
こんな高い場所でもまだムシトリスミレが咲いているんですね。
この頃はまだ風もそれほど吹いてはいませんでしたが・・。