白駒池入り口の駐車場にはたった2台しか車が停まっていませんでしたが、私が出かけようとするとき、丁度入れ替わりに帰ってこられた方がいたので、足元はウオーキングシューズで大丈夫でしょうか?と尋ねたところ、大丈夫とのことです。
今回、車に登山靴は積んできていたのに、登山靴用の厚手の靴下を入れるのを忘れていた私でした。どこかで靴下を買おうと思っていたのに、買い忘れていたのです。
ウオーキングシューズのまま、遊歩道を歩き始めました。
辺りは鬱蒼とした針葉樹の森なのですが、よく見るとなにやら小さな白い花が見えます。最初は何だかよくわからず、目を近づけたところ、オウレンの仲間のようです。
セリバオウレンは何度も見たことがありますが、ずっと小さくて葉の様子も違うので、これが話に聞くコセリバオウレンかな?と思っていました。高知では2月初めにはコセリバオウレンが咲くと聞いていますが、そうなると北八つのこの辺りは高知の2月に当たると言うこと??
帰宅してから、調べたところ、ウスギオウレンというそうで、葉の形も花の色も、少し違います。
薄黄というぐらいで、淡い黄色なのです。
最初は花が終盤なのでこんな色をしているのかと思いました。
形と言い色と言い、春の妖精と言う言葉がぴったり・・・。
四国の高山にはシコクシラベとウラジロモミが多いのですが、オオシラビソはアオモリトドマツとも言われ、本州の亜高山に生えるそうです。
白駒池までの遊歩道はアップダウンもなく、普通の人なら10分程度で歩けそうです。
白く見えているのは雪です。
この日は私以外にはカメラ教室のツアー?のような方たちが来ているだけでした。
カメラのツアーの方たちはオウレンには見向きもせず、このような綺麗な苔の撮影に夢中でした。
後でわかったのですが、北八つは苔の観察でも有名なようですね。
四国の山には精々山登りと花を見るぐらいでしか、人は訪れないのですが、さすがに大都会に近い山だけあって、八ヶ岳に来る人はいろいろな目的の人がいます。
数十年前に来たときもこんな風にオオシラビソの森だったのでしょうね。
3月初めといっても雪が2mほどあったのではないでしょうか。
茎が赤いので、ベニバナイチヤクソウかもしれませんね。
ここは大学1年のときの春休み、3年のときの春休みに、所属していた山の同好会が借り切って春合宿を行った思い出の地です。
特に一年のときは、天候が余りよくなくて、ニュウまで歩いたときも横殴りの雪と風で痛いほど冷たかったのを記憶しています。
そして、この青苔荘の近くで3人用のテントを張って、私たち1年生が訓練のために雪の上で寝たのですが、寒いと言うものではなく、ありったけの衣類を着てシュラフに潜り込んでも、寒さで寝られたものではありませんでした。シュラフと言っても私のように雪山を本格的にやる気のない人間は夏用のシュラフしか持ってなかったのですから・・・。マイナス20℃ほどまで下がる気温を経験したのは、それが初めてでした。
池のほとりまで行ってみたら、対岸に白駒荘が綺麗に見えています。
池に赤屋根が映りこんで、まるでポスターの風景みたいです。
高山の自然の中にこんな園芸種の花を植えるのあまり見ないのですが・・・。
小屋の人が、寂しいので植えたのでしょうか・・・。
池一周は30分ほどらしいので、とりあえず池を一周することにしました。
この大量の葉っぱはイチヤクソウです。
本州のちょっとした高山ではイチヤクソウがとても多いとは聞いていましたが、ほんとですね。
私が7月に北アルプスに登るときにはイチヤクソウはあまり見かけないのですが・・。
これはゴゼンタチバナのようですが、花はまだまだ先でしょうね。
帰宅後調べたら、白駒池周辺ではハクサンシャクナゲが咲くようです。
これも、7月の開花でしょうね。