橘寺を出て、今度は高松塚古墳へと向かいます。
出来れば、車の通らない細い道を選んで自転車で走りたかったのですが、高松塚古墳への道だけは車道を走るしかないようでした。
それでも、並行して走る田んぼ道があるところは、田んぼ道を走ります。
その頃になると、徒歩で観光して回っている方たちも少し見かけるようになりました。
田んぼの畔に、何か白い小花が咲いているのを見て自転車を停めました。ノミノフスマですね。
私の身の回りではあまり見かけないので、すごくうれしく感じました。
花期は4月~10月となっていますが、これも返り咲きなんでしょうね。名前は変な名前ですが、清楚で真っ白な花は結構好きなんです。
手前に見えるこんもりとしたのが甘樫の丘でその背後にそびえているのが地図を見るとどうやら金剛山とか葛城山のようです。
やがて車道に出ると、かなりアップダウンがあって、行きは下りで良かったのですが、これは帰りはちょっと大変だな~と思いました。
飛鳥周辺はどうも丘陵地が多いようで、数キロ移動すると、ちょっとした上り下りになっています。
それでも、15分ほど走ったら、高松塚古墳に着きました。
車は手前で駐車せねばなりませんが、自転車なので、ここもすいすい通れます。でも、途中でおじさんに止められました。
自転車は通行禁止なのかと思いきや、そうではなく、ここでも飛鳥アートプロジェクトをしているので、見て行ってくださいという呼びかけでした。
アートといってもいろいろで、そのおじさんが案内してくださったのは、香りのアートでした。「白檀の香り」ということでしたが、おじさんには悪いけど、私にはうちで咲いているカンランの香りのほうがはるかに良い香りに感じられました。(^_^;
高松塚古墳の中にあるトイレを利用したら、トイレの手洗いにもこんなチューリップの球根が置かれていました。これもアートらしいです(^_^;
古墳を外から眺めたところですが、外から眺めるだけだと、どうということはないですね。
有名な壁画のレプリカが見られるという壁画館に入ってみました。
有名な女子群像の図ですが、撮影禁止なので、この画像はネット上からお借りしたものです。
1972年の発見だそうで、これは私が大学入学の年です。もっと最近のことのように記憶していましたが、そんな昔のことになるのですね。当時の大ニュースで、新聞などで大きく取り上げられていたことを思い出します。
この古墳は7世紀末から8世紀初頭に作られた古墳とのことです。
その頃にはすでにこんな雅な姿の女性がいたわけですね。
すでに晩秋を過ぎて初冬になったというのに、今年はほんとによくスミレの花を見ます。
手前のオダマキみたいな葉っぱはもちろんヒメウズの葉っぱですね。
そろそろお昼が近くなったので、見学を切り上げて、どこかでお昼を食べて宿に帰ることにしました。
帰り道はのんびりと自転車を漕いでいたのですが、白い花が群生で咲いているのに気づき、またまた自転車を停めました。
良く見るとハキダメギクでした。
ハキダメギクも秋から冬にかけて、あちこちで良く見ますね。
周囲にソバ畑は見かけませんし、もしかすると「シャクチリソバ」というもの??
ソバの花は良く撮影するのですが、どこが違うのかいろいろ検索してみたら、シャクチリソバは茎が赤いそうです。それに株もとから叢生するそうです。
念のために花だけではなく、全体の姿を撮影しておいて良かったと思いました。
シャクチリソバを撮影したのはこれが初めてでした。
秋のホトケノザは珍しくないですが、オオイヌノフグリは、12月に見かけるのは、ちょっと珍しいと思いました。これも暖かさのせいでしょう。
車道沿いに杉林があって、そこにはカラスウリがぶら下がっていました。
こんな低い山に杉林も珍しいですね。
望遠レンズで撮影したみると、ちょうど見ごろのようで、良い色をしていました。
同じ場所で見かけたのですが、こちらはヤブミョウガの実ですね。
12月にヤブミョウガの実を見たのは初めてでした。
そして、撮影しているときはヒヨドリジョウゴだと思っていたのですが、帰って画像チエックしてみたら、葉っぱがヒヨドリジョウゴとは違っていて、マルバノホロシなのでした。
ヤマホロシの花は見ていますが、マルバノホロシの実を見たのはこれも初めてでした。
丁度最近になって、香川の里山でヒヨドリジョウゴを見かけましたので、比べるためにヒヨドリジョウゴの実をアップしておきます。
葉が全然違いますね。
こちらは実は実でもカキの実です。
奈良はずいぶんカキの多い土地のようで、いたるところでカキの実が無人販売されているのを見ました。
丁度四国でミカンが無人販売されているのと同じような感じです。
子規の俳句に「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」というのがありますが、まさに奈良はカキ王国ですね。
老夫婦がてくてくと歩いている光景がほんとにぴったり似合う場所だと思いました。
6世紀の昔も、現在も、お年寄りが住みやすい場所というのは、そう変わらないのではないでしょうか。
宿までの道のりは登り坂が多くて、途中からはコートもマフラーも脱ぎ捨てて自転車を漕いでいたら、見事なきゃばつ畑が目に留まりました。
そして、宿のすぐ近苦ではシロバナタンポポが咲いていて・・・。
シロバナタンポポのすぐ近くに何か紫色の花が咲いてると思ったら、ムラサキツユクサなのでした。
この日一日だけで、春夏秋冬、すべての季節の花を見られたのです。(^_^;
帰りは天理インターから高速に乗り、環状線、阪神高速と乗り継いで、淡路島経由で帰ってきました。
大阪や神戸を通り抜けるのは何度もジャンクションで高速を乗り継ぐし、車も多いので、ちょっと気を使いますが、二人だと、片方がナビするので楽ですね。
淡路島に入ってすぐのPAからは明石海峡大橋がとてもきれいに見えました。
遠くは大阪湾に面した堺方面まで見えて、このPAには何度も立ち寄ってますが、こんなに良く見えたのは初めてかもしれません。
四国からぐるりと周回して、初めて飛鳥を訪れた旅でしたが、とても印象が良くて、これからも何度か見てみたい場所の一つになりました。
静かでゆったりとしていて、人が人らしくいられる、そんな土地ですね。
あ、そうそう、天理インターまでの道中で見た山野辺の道も、いつか歩いてみたいと思ったことでした。