012年、残雪の北アルプス、その11、鷲羽ピストンへ

この日の双六小屋は、登山客もあまりいませんでしたが、まずはその日の夕食と翌日のお弁当を頼みました。

それがおわたっところで、私たちは二階の部屋に案内されました。

去年泊まった部屋とは別の部屋で、鷲羽が窓から見える部屋です。

先客は若い女性2人でした。

この日は私が泊まった中では素晴らしく展望の良い日で、一息ついた後、夕食ができるまで小屋の前からの眺めを楽しむことにしました。

嫌に暑い日で、双六小屋でも最高気温が25℃になったとかで、例年だとストーブを炊いているのですが、半袖でも全然寒くないほどでした。

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小屋の前から見える鷲羽の雄姿です。

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因みにこちらは2008年7月17日に双六小屋から撮影した鷲羽です。

時期的にはほぼ同じですが、2008年は雪が多かったことがよくわかります。

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奥のほうに赤茶けた山が見えるのは野口五郎岳でしょうか?

この辺りの山には行ったことがないのが何とも残念です。

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東を眺めれば、樅沢岳から来たに伸びる稜線越しに大天井が見え、餓鬼岳や唐沢岳も見ている様子・・・。

大天井辺りの稜線は昔歩いているはずですが、あまり魅力を感じません。

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樅沢岳も見えていますが、樅沢の山頂から槍の姿は見えてるんでしょうか?

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小屋の前にはイワツメクサがあちこちで咲いていて、この花も年に一度、アルプスでだけ見ている花です。

この日は睡眠不足もいいとこだったので、夕食を食べた後はすぐに寝る予定でしたが、問題は翌日の天気です。

梅雨明けしたというのに、20日は午前中が曇り、午後は雨と言う予報が出ているのです。

天気が良ければ笠方面に縦走するつもりでしたが、天気が悪くては、初めての道はちょっと不安です。

鷲羽へのピストンなら6時間ぐらいで行けそうなので、何とか雨が降る前に帰って来れるかもしれません。

同じ部屋の若い女の子たちもどうやらそちら方面に決めたようです。

そうと決まれば、眠くて堪らないので、午後8時になる前から、どうやら爆睡してしまいました。

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翌日の20日は4時半ごろに目覚めました。

窓の外を眺めると、何とまぁ雨が降っています。

それでも5時前にはこんな感じで、東から朝の光がうっすらと射してきて、何とか天気も持ってくれるかと思いました。

朝食は自炊室でお湯を沸かして、コーヒーとクラッカーで簡単に済ませます。

小屋の方に連泊する旨を伝えて、鷲羽までのピストンのパッキングをします。

と言っても私はナップサックを持ってきていたので、行動食とポカリや水、お弁当、雨具などを詰めますが、Yさんはナップサックは持参してなかったので、大きなザックから、不必要なものを抜きます。

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結局、また降り出した雨が再び止んだ6時20分に出発しました。

双六岳は何年か前に登っているので、三俣蓮華へ向かう3本のルートのうち中道ルートを辿ります。雪が微妙に残っているこの時期は巻道ルートはガスったらわかりにくいそうです。

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小屋のすぐ西側から登山道がついているのですが、朝は特に何も思わず登ったのですが、帰りに下ってみると結構な急坂でした。

登り始めてすぐに下を見ると、双六小屋がこんな感じで見えています。

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これは東側の眺めですが、標高2700ぐらいから上は雲がかかっています。

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足元にツマトリソウやゴゼンタチバナが一杯咲いているのですが薄暗くてあまり撮影意欲が湧きません。

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ここは巻道との分岐ですね。

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先に出発した人たちが、早々と休憩しているようです。

双六岳の東の斜面には今年もやっぱりべったりと雪が着いていますが、何年か前よりは雪の量が少なめです。

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岩に書かれた道標が中道との分岐を示していますが、ここまで着くまでに、早くも雨が降り始めてしまいました。

こんなに早くから雨になるとは予想外でした。

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岩の上で可憐に咲いているチングルマは今回見たチングルマの中でも断トツに可愛かったです。

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キバナシャクナゲもこの辺まで来ると咲いています。

以前来たときも、この付近で見ていますが、今年は咲きあがったばかりなのか、どれも綺麗な花でした。

こんな綺麗なキバナシャクナゲを見るのはずいぶん久しぶりです。

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この辺りで標高2700はあると思いますが、キヌガサソウが咲いていました。意外と高い場所でも咲くものですね。

サンカヨウも咲いていましたが、前日にいっぱい見たので撮影は省略します。

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キバナシャクナゲはちょっとした群落を作っていて、ずいぶん綺麗でした。

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雪も残っていますが、以前来た時よりはかなり少なめです。

以前来たときはこの辺りはほとんど雪の上を歩いた記憶があります。

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雪解け水と雨水が一緒になって、登山道がちょっとした沢状態になってしまいました。

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7時24分、分岐を通過します。

これを左に行けば双六山頂方面です。

そして、これから先の道は今まで歩いたことのない道なのです。

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登山道の東側には雪渓がかなり残っているようです。

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