晩秋の里山散策、その1、ムラサキセンブリ

11月に入ると、今年見られる花は後幾つだろう?と思ってしまいます。

四国に住む私はそれでも少しドライブすれば、高知や徳島の海岸部で花を楽しめますが、寒い地方に住まわれている方にとっては、たぶんセンブリやヤマラッキョウ、キッコウハグマが今年最後の花になるのでしょうね。

今年はあまり遠出は出来ない事情もありますが、それでも里山なら往復の時間と登りの時間を入れても半日もかからないので、天気のよさそうな日を選んで出かけることにしました。風が強い日は撮影には向かないし、9日は所用があったので結局11月8日に出かけました。

先ずは、今年も咲きだしたというムラサキセンブリを見に行くことにしましたが、実を言うと、この日の目的はリュウノウギクを見ることでもありました。例年だと、もっと高い山ですでに見ているはずのリュウノウギクですが、今年は10月末に県境の山にも徳島の山にも行ってないので、リュウノウギクをまだ見ていません。

ところが、幸運にも、今年はムラサキセンブリとリュウノウギクのツーショットを見られたのです。

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ムラサキセンブリの咲いている場所は例年と同じでしたが、今年はリュウノウギクが直ぐ近くで咲いていました。

高知でもほぼ毎年のようにムラサキセンブリを見ていますが、高知ではヤナギノギクとムラサキセンブリとのツーショットが見られます。

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今年のムラサキセンブリはいちばん大きな株は草丈が30センチ以上あって、なかなか見ごたえがありました。高知の蛇紋岩地ですと70センチぐらいというびっくりするぐらいの大株を見ますが、さすがにそこまではいきませんが。

私は自宅でも3,4年前からムラサキセンブリを栽培していますが、毎年、自家採取した種を1月に播くのです。それが11月に開花するわけですが、自宅だと液肥を与えても20センチにもなりません。栽培するとムラサキセンブリは一年草なのですが、もしかすると野山では二年草として育つ株があるのかもしれません。

毎年、もっとよく観察しようと思いながら、花ばかりに見とれてしまい、反省です。

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直ぐ近くに小さめの株があって、全体を撮影するには丁度良い大きさでした。

蕾も濃い紫色をしていて、センブリの仲間では一番美しい花だと思います。

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花の大きさもセンブリの花よりも大きくて、見ごたえがありますね。

花弁には濃い紫の筋が数本入るようです。

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今年は去年より株数が増えていて、香川では貴重な花ですので、ほんとにうれしく思いました。

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センブリやイヌセンブリと同じように、やはり毛があります。

咲いているのは山の南斜面で、夏などはかなり焼けつくような環境だと思うのですが、それをものともせずに咲くというのは丈夫な植物なんでしょうね。

我が家でも最初は恐る恐る扱っていましたが、今では真夏でもがんがん日に当てていますが、それで枯れるようなこともありません。

晩秋の澄んだ空気の中で見ると、この紫色が何とも言えず良いですね。

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