丸亀生まれの丸亀育ちだという友人が地元の飯野山に登ったことがないので案内してほしいと頼まれたのが、もう1年近く前のことになります。
春は忙しく、夏は低山は暑いし、秋にも行きそびれて、先週、ようやく一年越しで頼まれていたお役目を果たしました。
それにしても、地元の山でも山に登らない人と言うのは結構いるものですね。
2月5日は特に天気もよくなかったのですが、6日は予定があったので、空模様を見ながら友人と登山口方面へ。
案の定、登山口付近に差し掛かると、小雨が降っています。仕方なく、ちょっと離れた場所にあるお店に行って。今日はダメかもと言っていたら薄日が射し始めました。
慌てて、これなら登れそうと、再び登山口へ。
![]()
友人の体力がどれほどかもわからないので、登山口かららせん状についているいちばん緩やかな道を登ります。
↑道沿いにクロガネモチが陽射しを受けて鮮やかでした。
30年以上も前にまだ2歳と3歳ぐらいだった子供を連れて登った飯野山は道はついていたけど、誰一人にも会わない山でした。
山頂もお堂があるだけで、お堂の周囲はヤブになっていて展望も一つもなく「なんてつまらない山」と思ったものです。その飯野山が今では新日本百名山になっているのですから、変わったものです。
↑今ではどんな時に登っても、必ず10人以上の人に会います。
私たちの前を行く方・・・。
私のほうは友人のペースに合わせてゆっくりと登ります。
3合目の分岐に生えているダンコウバイの花芽も膨らんでいるようです。
サンショウらしき赤い実がなっていて、実を少しちぎったら、とても良い香りがしたので、これは本物のサンショウでしょうね。
道はらせん状についているので、東西南北の眺めを楽しめます。
↑この辺りで見えているのは城山です。
ビワの小さな実が早くも実り始めています。
山頂まで1時間20分ぐらいかかったでしょうか。
この日はカメラの時計がリセットされていたようで、撮影日時がわかりません。
↑新日本百名山になったときに立てられた石碑のようにも思うのですが、よくわかりません。
山頂の岩の上にヤマガラがいました。
ベンチに座って、持参のポットのお湯で暑いコーヒーを作って友人にご馳走します。
美味しいと言ってずいぶん喜んでくれました。
飯野山の山頂には以前から野良猫が棲みついていて、登ってきた人に餌のおねだりをするのですが、この日見かけた猫はお腹が空いてないのか、逃げていきました(^_^;
しばらく登っていなかったせいか、今回初めて気づいたのですが、山頂に「楷の木」が植えられていました。
楷の木と言えば閑谷学校を思い出しますが、この楷の木は閑谷学校の木の子孫とあるので、閑谷学校に植わっている親株の実を実生で育てたのかもしれません。
実生で木を育てるというのはロマンですよね。
下りでも、猫を見かけました。
最近は山頂だけでなく、それ以外の場所にも野良猫が棲みつくようになったのかな?
この後、小雨が降り始めて、最後の10分は急ぎ足で下ったのですが、幸い、友人も何とか下ってこれました。
私のように、いつも山を身近に感じる人間にとっては、生まれてからほとんど山に登ったことがないという人は、なんだか異人種のようにさえ思えます。
これをきっかけに、ご夫婦でも山に登ってくれると良いなと思ったことでした。