09年スミレ散策、その2、ニオイタチツボスミレ、オトメスミレ
良かった良かった・・・。思っていたよりたくさん咲いていました。近くを工事したようで、環境が少し変わったので心配していましたが、去年よりもむしろたくさん咲いているようです。
この群生を撮るために這いつくばっていると、顔の直ぐ前にスミレの花がいっぱいあって、香りで蒸せるような気持ちさえしました。ニオイタチツボスミレの香りもこれだけ数が揃うと、結構、きついですよね。
顔のアップです。顔は丸っこくて、花の基部が白く抜けるのが特徴です。
花色は濃い紫色で、ナガバノタチツボスミレの色や顔と良く似ていますが、花が全体に小ぶりなように思います。
こちらはナガバノタチツボスミレですが、慣れてくると雰囲気が違うのがわかります。
葉っぱを見てください。葉っぱのすじが紫色になっているのはあまり見ません。
葉っぱの基部が巻き込むような感じになるのも、ナガバノタチツボスミレと違うところです。
茎が普通のスミレより長いように思うのは私だけでしょうか。
日当たりの良いところに生えていることが多いです。
次はオトメスミレです。
正確にはナガバノタチツボスミレのオトメスミレタイプということになるそうです。
オトメスミレというのはタチツボスミレの白花で距の部分に紫色が残ったものを言います。
しかし、香川ではタチツボスミレ自体がほとんど見られないのです。
丁度、あちら向きに咲いている花と、こちら向きに咲いている花がありました。
距の色が紫色になっているのが良く分かります。
また葉の葉脈も紫色になっていますね。
辺りにはダンコウバイの木も多いのですが、ダンコウバイはすでに花が終わりかけていて、満開の時期を迎えていたのはクロモジでした。
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