011年スミレ散策、その7、スミレ
スミレの花咲く頃~♪という歌は宝塚の歌ですが、私が子供の頃、実家にオルゴールがあって、その曲が「スミレの花咲く頃」だったのでした。だからと言うわけではないですが、子供の頃からスミレの花には憧れがありました。
そのスミレはタチツボスミレではなく、やっぱり高貴な紫色をしたマンジュリカなんでしょうね。
今年のスミレの初見は4月4日でした。
まだ葉っぱもあまり伸びてないスミレです。タチツボスミレが樹林の木陰になるような場所に群生していたのに、日向に出ると急にスミレの花に変わったのは面白かったです。スミレは環境によって棲み分けをするので興味深いですね。
日本の特産ではなく、朝鮮から中国、ウスリーまで広く分布しているそうです。
葉っぱがぴんと立てり気味なのが特徴です。
株も大きく見ごたえがありますし、車道の縁等でずらりと並んでいるのを見かけます。
島根に行ったときもガソリンスタンドのそばの車道のわきで咲いていて、危うく、運転中の目を奪われるところでした。
どちらも乾燥した日当たりの良い場所を好みます。
山の中ではなく山すそのような場所や人家の近くに多いスミレです。
比較のために同じ紫色のスミレですが、ノジスミレをアップします。
ノジスミレの葉は横にぺたりと寝ているのが多いです。
花と葉のバランスで思い出しました。
園芸品としての「雪割草」の評価のポイントなんですが、
花茎は真っ直ぐ立ち上がり、「葉は下へ巻き込まれるもの」が良しとされます。
つまり、花が咲いたときに葉っぱがじゃましないようにということなんです。
私は葉っぱは元気な方が好みなんですが、マニアの方々は実生の初期段階から、けっこうこういう性質のものを選別してるんですよね。
なかなか雪割草愛好家は恐るべしです(^^;
投稿: 加納@雨の休日 | 2011-05-01 20:08
加納さん、こんばんは。
今日の越後は雨でしたか?
四国はうまい具合に夜に降って、昼間は降りませんでしたので、庭仕事がはかどりましたよ(^_^;
雪割草の選別のポイントには葉っぱの性質も関与しているのですね。そういえば、東洋ランであるシュンランやカンランも葉を大いに愛でるそうですから、日本人は全体の姿を大事にすると言うことでしょう。
生け花なども影響してるかも。。。。
確かに全体の姿って大事だと思います。
野で見るキンランて、毎年思うのですが、花姿がまるで生け花の正花みたいですよ。
投稿: keitann | 2011-05-01 23:20