アライトヒナゲシとタカネヒナゲシ
去年まで3年間ほどリシリヒナゲシを育てていました。
北海道の利尻島に咲くという小さな野のケシです。北海道には大学3年のときに合宿で行き、羅臼岳に登りました。合宿の後で、利尻島を望める稚内のノシャップ岬までは行きましたが、さすがに利尻島までは渡れませんでした。当時の学生は貧乏だったのですね。
そんな訳で、リシリヒナゲシの自生はまだ見たことがありませんが、種から育てたリシリヒナゲシをうっとりと見ながら、利尻島に思いを馳せるのでした。ところが去年はリシリヒナゲシやアライトヒナゲシ・・・数種類の野のケシの種をいただいたのに発芽させることが出来ませんでした。
それが春になってから、花友達の一人の方が、そのケシ達の苗を送ってくれたのでした。
一昨日、その中でトップを切って、アライトヒナゲシが咲きました。リシリヒナゲシよりも色白の花です。草丈わずか10センチ足らずの草姿に花径3センチほどの大きな花をつけるので見ごたえがあります。
千島原産らしいですが、検索しても詳しいことはわかりません。
リシリヒナゲシもそうでしたが、利尻だの千島だのと怖そうな名前がついていますが、一年草と割り切って育てれば、暖地でも充分育つようです。
花弁がうまく開かなかったようです。色はずいぶん鮮やかな黄色ですね。リシリヒナゲシも淡いレモンイエローでしたがタカネヒナゲシだけはちょっと色味が違うと感じました。
草姿も草丈が15センチ~20センチぐらいもあり、リシリヒナゲシやアライトヒナゲシよりも一回り大きいです。葉は細かい葉です。検索によれば、ヨーロッパアルプスやピレネー、シベリア地方などの原産のようで、白い花もあるようです。
タカネヒナゲシとアライトヒナゲシを並べてみました。といっても、草丈が違いすぎて撮影できないので、アライトヒナゲシのほうはポットを手で持っています。
花の大きさはどちらも同じぐらいです。
まだ開花してないのがリシリヒナゲシと、白頭山ヒナゲシですが、何とか蕾がついてくれることを願っています。
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