ベンガラの町、吹屋、その1
もう一箇所、見ていきましょうということになり、車を吹屋に向けて走らせます。
この日は雪の予報が出ていたので、Tさんの4輪駆動の車を出してもらったのですが、運転は交代しながら走ります。吹屋の町は二年前にも立ち寄っているのですが、少し山の上のほうになるので、そのときも吹屋周辺だけは雪が残っていたのでした。
吹屋に着いた頃が雪がいちばん降りしきっていました。四国ではあまり見かけない雪の町並みは、寒くとも珍しくて、嬉しく感じました。
二年前に来たときよりも、古い町並みが整備されているようです。観光客などもその後増えているのかもしれません。
こんな看板が掲げられた家が見えます。今で言うなら銀行なんでしょうね。
郷土館と書かれた古い家を見学することにしました。
片山家住宅といってなかなか立派な住宅です。
受付にはかなり年配の女性の方が座られていますが、こんな雪の日は小さなストーブで、寒い部屋に一日座っておられるのはさぞ大変でしょうね。
灯篭の上には雪が30cm近く積もっています。降り始めて3日めになるそうです。
階段が二箇所か3箇所かあって、中には女流さん専用の階段もあって、それは土間の台所にじかに下りられるようになっているのでした。
通りに面した窓には孔子が入っていて、これがベンガラ格子というものなんでしょう。格子から見えるピンクの壁もベンガラ塗りです。
屋根瓦の側面に附けられたキクの花の模様があまりにも綺麗で見とれてしまいました。一つ一つが手作りなのか、一つ一つが微妙に違う模様なのです。
岡山県なのですね
そちらの方の地理に疎いので ここはどこだっけ?と思って調べました
高知か岡山か分からなくなったんです
岡山もやはりこんな古い町並みがあるんですね(当然?)
先日売りに出した母の実家から持ってきた古いタンス
これがベンガラ塗りだと母が言ってました
そしで今keitannさんの所で見て 嬉しくなったところです・・・
屋根瓦の模様が綺麗ですね
もっとよく見たい感じです
投稿: yuuko | 2008-03-01 14:05
yuukoさん、こんばんは。
北海道の方で、こちらにあまりいらしてない方は位置関係がおわかりにならないかも。ですね。
私は学生時代に山登りしてたせいで北海道も東北も回ったので、沖縄以外はだいたいの位置関係はわかります。
私の住んでいるのは瀬戸内海の沿岸なので、南に走れば高知、橋を渡って、北に渡れば岡山に出ます。神戸まででも車で二時間ちょっとですよ。
岡山や広島、それに四国もですが、空襲に遭ってない小さな古い町がたくさんあって、訪れると楽しいです。歩いて回るのにぴったりの大きさですね。
ベンガラ塗りは昭和初期までずいぶん盛んだったようで、我が家の座敷のトイレ付近の壁も実はベンガラ塗りです。
今日か明日にアップしようと思っていました。そして、実はこのベンガラの粉を使って、染物ができるそうです。私も粉を買ってきました。
お店ではベンガラで染めた和紙、ハンカチ、それにスカーフやショールなどがあって、とてもいい色でしたよ。
屋根瓦も綺麗でしょ?
別の新しい建物の屋根瓦も見ましたけど、新しいものはどれも模様が均一なんですよ。うちも屋根を葺き替えたけど、古い瓦を見てみようかななんて思ってます。
投稿: keitann | 2008-03-01 18:12