断崖の女王
「断崖の女王」とは、またものすごい和名がついたものだと思います。
ブラジル原産のイワタバコ科の花らしいです。このすごい名前は生育地の状況からついたとありますから、ブラジルでは断崖に咲いている花でしょうか。日本のイワタバコも沢や淵の岩壁などで咲いていますから想像できなくもないですね。
名前と画像だけは二年ぐらい前から見たことがありました。ともかく名前のインパクトが強くて,忘れようにも忘れません。
丁度一年ぐらい前に、近くのスーパーへ買い物に行ったときのこと、花売り場に並んでいたのを見かけました。お値段は500円ぐらいだったと思います。ずらりと10鉢ほども並んでいましたが、ふかふかの銀の柔らかそうな毛に覆われた葉っぱとオレンジ色の花が思いのほか可愛くて、ついつい連れかえってしまいました。
私のブログでは開花したのを購入した花はあまりアップしていません。というのも、花は自分で育てて咲かせてこそ、我が家の花と言えると思うからです。咲いている花を買ってきて、うちの花ですというのは,ちょっと気恥ずかしいというか・・・。
そこで、一年たって、再び我が家で咲いてから,きちんとした我が家の住人と考えています。
管理方法などをあまり調べることはなかったのですが、花後は半日陰の場所で管理しました。葉は分厚いし球根というか根茎は直径が5センチほどもあります。↑画像の下のほうに見えているのがそうです。
冬場は葉っぱもなくなり根茎のみが鉢から見えているような状態でした。4月になって、その根茎の上にぽっちりと小さな芽が出てきました。そして5月には蕾もつけて、6月初めの開花となりました。
花茎は2本上がっていて、それぞれが蕾を5~6個つけました。植え替えもせず、肥料もたまに液肥をやっただけでした。逸れでこれだけ綺麗に咲いてくれたのですから、栽培も容易なようです。多肉植物に準じるようですから、普通の山野草から考えると、素人でも育てやすい植物と言えそうです。
植物は何であれ、我が家に居着いてくれた植物は可愛いですね。
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