モンゴル野菊
去年、一昨年と毎週土曜日には隣町に用事で出かけていて、その帰り道に隣町のJAの産直市を覗くのを楽しみにしていました。
季節季節の山野草が並べられていて、中で気に入ったのを時折買っては持ち帰りました。
そんな中に去年のいつだったか、買い求めたモンゴル野菊というのがありました。
最初は小さい鉢に植わっていたのを、主人が去年のいつだったか、庭石の上の少し土のあるところに植え替えたようです。もともとはサツキが植わっていた場所ですが、もう20年近くも前に猛暑と渇水でほとんど全部が枯れてしまいました。その頃は子供も小さかったり、主人の祖母や父親の介護をしたりで、忙しい日々を過ごしていて、庭木の水遣りもできなかったのでした。
今はその場所に彼岸花が出てきたり、クレマチスの立ち性の者が植わっています。
モンゴル野菊というのは素性がよくわからないのですが、ともかく野菊の一種には違いなさそうです。
あまり日の当たらない場所にあるせいか、咲き始めが遅く、今ごろになって綺麗な濃い紫色になってきました。
草丈は根元からだと50センチもあるのですが、それが岩の上から枝垂れて、黒目の岩に映えてよい感じです。
キクの仲間は野山で見ても、シマカンギクといい、リュウノウギクと言い、岩場で垂れ下がって咲く姿を良く見かけます。
立ち上がって咲く姿よりも2倍も3倍も野趣があって好きな姿ですが、思いがけず、我が家でもそんな姿が見られたのでした。
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