いかき(笊籬)の話
数日前に仙台の親友からかかってきた電話‥‥もとはといえば‥‥いかきの話でした。
といっても私は「いかき」なるものの意味がわからなかったのです。」です。彼女は熱を出すとお母さんがいかきで氷をかいて、氷嚢に入れてくれて額に当てていた記憶があるとか。
我が家にある日本語大辞典で意味を調べると・・・
すると、香川の三豊では夏季用の飯入れ籠とあります。
今日は実家に行ってきたので、母に「いかきって知ってる?」と訊いたところ、少し考えて「思い出した、まだあると思う」というので、出してもらいました。
これに炊いたご飯を入れて軒下など涼しいところに吊るしておいたとか・・・
母はいろいろな道具を一から自分でそろえたので、自分で買った道具は大事にしています。もともと、物を大事にする人なので…冬場はお餅を小さく切ってかきもちあられにしたのを、最終的にこの医カキに入れてより乾燥させたそうです。おやつの時間になると、いかきから柿本あられを一握りとって、炒るのか揚げるのか知りませんが、砂糖をまぶして私たち姉弟のおやつになったそうです。
でも、私が物心ついた時にはいかきにご飯を入れるという光景は見た覚えがありません。
お櫃や羽釜は憶えがあるのですが・・・小6のころから中学にかけて、ガスコンロで羽釜でご飯を炊くのが私の役目でした。
そんな話から始まり、父の実家の話など古い話を聞くことができました。
母も87歳ですから、昔の話を今のうちに聞いておこうと思います。
先日の台風の雨で、今日はナスとオクラが豊作で、ナスは30個以上も収穫できました。
実家からの帰り道、海に近い谷間の田んぼでは、もう稲刈りが済んでました。
我が家にも何しろ一昨日に頼んでおいた新米が届いたそうですから・・・
なんだかんだ言っても秋は近いですね。
これを書いてる今も虫の音が聞こえます。さすがにクマゼミはもう鳴きませんんね。
コメント