シコクブシの花
2年ほど前、四国の山のHPを立ち上げている方に、石鎚山系のコースを案内していただいたことがありました。そのとき、シコクブシが群生している場所を通りかかりました。
ちょうど種のサヤが弾けているときだったので、少し種採取してきてポットに播いて置いたのです。春ごろ、発芽した芽を育てていたのですが、その年には当然ながら咲きませんでした。
今年も茎はかなり伸びてきたものの、9月ごろに見たときには一向に花芽らしきものがついてなく、今年も開花は無理そうだとばかり思い込んでいました。
ところが、先ほど水遣りをしていたら、なにやらブルーの花が咲いています。
よく見るとシコクブシに花が咲いていました。
シコクブシというのはトリカブトの一種で、四国のちょっと高い山では良く見かけます。
私は今年は8月末に剣山で綺麗に咲いているのをたくさん見ました。
トリカブトはご存知だと思いますが、無毒のサンヨウブシというのもありますが、たいていは猛毒で知られている植物です。根だけでなく、全草に毒があるということです。
山で見る姿も倒れこんでいるのを良く見ますが、この株も去年少し大きめのポットに植え替えはしましたが、茎が大きく傾いて、ほぼ真横になって咲いていました。
他の鉢の横のほうで倒れて咲いていたため、ホースで水遣りしているときは気づかなかったようです。
今日はたまたま如雨露で水遣りしていたので、目に留まったわけです。
一昨日、小豆島の山を歩いてきましたが、小豆島はタンナトリカブトが多く、10月末~11月中旬にかけて咲いています。
高山では8月~9月の花ですが、低地では空きが深まるのが遅いので、開花も遅いのですね。
それにしても、もう少しで開花を見逃すところでした。
手で支えているのは、茎がべったりと横に倒れているので(支柱しなかった私が悪いのですが)こうしないと花が撮影できなかったのです。
撮影後に手をしっかり洗ったのは言うまでもありません。
トリカブトを触った手で、その後、料理の支度をするのですものね(^_^;
ここのところいいお天気ですね。またお山かな。
鈴鹿にはカワチブシがありますが、今年はあまりの猛暑に負けて、例年だと9月の中旬ごろに行っている山には行きませんでした。最近は笹が鹿に食べられて夏でも山頂は茶色い風景になっています。
トリカブトは食べられなくても、周りの笹がなくなったらトリカブトもこの先育つかどうか心配です。山頂付近の草原に一面にトリカブトが咲くんですけどね。トリカブトがいっぱいのおかげで、アケボノ草が守られて咲いていましたっけ。
トリカブトの青は魅力ですね。私も庭で育てたいなあとひそかに思った事があって。
庭のセンニンソウもこの前整理しましたが、後で調べたら茎や葉から出る汁にかぶれると水泡ができ治りにくいとありました。何もなくて良かったです。
投稿: | 2010年11月20日 (土) 08:04
noiさん、こんにちは。
昨日は近くの山にヤマラッキョウを見に行ったけど、今日はおとなしく(^_^;庭仕事しています。
そちらの山でも、笹がシカに食べられてしまうんですね。
こちらも剣山系は笹やいろいろな花がシカに食べられて、無残な眺めになっています。
おっしゃるように、トリカブトは相当な日陰で育つようで、初秋に訪れた中国山地の山でも、今年は日照りのためかトリカブトが咲いてないという話を耳にしました。
草原のような山は特に日当たりがきつすぎるのと、標高が1000mちょっとだと、暑さも相当だったんでしょうね。
四国の深い山は標高2000m近いのと、樹林の中で咲いてるのとで、比較的ダメージが少なかったようです。
センニンソウ、整理したんですか?
我が家のは、今年も元気よさそうですよ。
でも、春にいつも絡ませているスイトピーの種を今年は播きそびれてしまいました。
苗でもかってくるかな~。
投稿: keitann | 2010年11月20日 (土) 14:21
あ、でもセンニンソウの根元の株は残してありますよ。来年もきっと旺盛に育つことと思います。
今年はたくさん咲いてうれしかったですが、また虫がついたら嫌だなあ。
なんでセンニンソウだけに付くのか、謎です。
投稿: noi | 2010年11月20日 (土) 20:26
センニンソウ、まだ株は残してあるんですね。
虫・・・うちも今年はつきましたよ。
あれは何の幼虫なんでしょう?
気がついてから、必死で取ったので、何とか大丈夫でした。
今年の秋はバラやサツキにチュウレンジバチの幼虫も多かったし
暑かったからか、虫も多かったですね。
投稿: keitann | 2010年11月20日 (土) 22:56