山の花アルバム

私が育てている花アルバム

2005年早春の庭の花

  • 毎年育てた花をアルバムにアップし始めてはや4年目になります。残念ながら2001年と2002年の画像はほとんど消えてしまいましたが、今年もまた晩秋からビオラが咲き始め、2月には淋しくない程度に咲いてくれました。 一方で、クリスマスローズや、最近育て始めたセツブンソウもちょうどこの時期に開花します。

早春の野山の花

  • 2月ともなれば、野山には福寿草が咲き始めます。今年は初めて自生の福寿草を高知の南大王というところで見ました。雪を割って出てくる福寿草は可愛くてたまりません。3月には県内の山里でユキワリイチゲ、アワコバイモも見ることが出来ました。

2005年7月仙丈ケ岳山行

  • Dsc00990
    学生時代以来、数十年ぶりで、南アルプスの3000m級の稜線歩きをすることが出来ました。重いキスリングを背負うこともなく、小屋には10時半に到着で、たっぷりと散策したり、星を見る山歩き。昔とは一味違った山歩きでした。

竜王山の秋の花

  • 市内の夕日
    2004年10月17日の秋晴れの一日、友達を誘って秋の竜王山に登ってきました。 アキチョウジが道端に群生しているのを蜜得ては歓声を上げ、センブリが咲いていると言っては騒いだり、楽しい山行でした。

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2011年5月 5日 (木)

ショカッサイの謎

ショカッサイという花を皆さんはご存知でしょうか?

漢字では諸葛菜と書き、別名は紫花菜とかオオアラセイトウといいます。

私の庭には植えたことはありませんが、春先にあちこちで見かける花です。

ずいぶん昔の話になりますが、高校を出て大学に入学するために上京したばかりの春、東京駅から新宿まで中央線に乗っていると、神田とか水道橋付近の中央線沿線でこの紫の花が大群生していて、それまで四国では黄色い菜の花しか見たことのなかった私にはずいぶん印象的でした。

ところが、2,3ヶ月前のこと、高校時代の友人から「ショカッサイという花を知っている?」と言うメールが届きました。何でも彼女の知人で花好きの方がショカッサイを探していると言うのです。紫花菜のことなら、最近はこの辺でも良く見かけるし、そう返信したら、紫花菜ではないというのです。

ほんとのショカッサイは別の花だといいます。(彼女の知人が、ですが)

P5056824

それっきり、ショカッサイのことなど忘れていたら、一昨日、友人が我が家に所用で来てくれることになり、これぞショカッサイだという花の切花を持ってきてくれました。

友人の知人と言う人も、執念で探したのでしょうね。

せっかくなので、一輪挿しに入れて撮影して眺めてみました。

で、このほんとうのショカッサイというのは何者?と思い、調べてみました。

4弁の花はどう見てもアブラナ科の花ですね。私が育てているチェイランサスと似ています。

検索したところ、Hesperis matronalis和名はハナダイコンだそうです。

ショカッサイやハナダイコンで画像検索してもヒットするのはほとんど紫花菜ばかりですが、中にほんの少しHesperis matronalisの画像が出てきました。

P5056830

検索によると「中世から庭園などに植えられていたとされ、特に気候の寒いヨーロッパ北部のドイツイギリスなどではよく親しまれている。北アメリカには1600年代観賞用植物として移入されて帰化し、北はカナダオンタリオ州からニューファンドランド島、南はジョージア州の山間部まで分布を広げた。主に道路脇や林の外縁によく生え、一部の地域では侵略的外来種と考えられている。」とありました。

多年草であるが耐暑性がないため日本では一年草として扱われるそうです。

それにしても、友人の知人の方も、ずじぶん探し回って手に入れられたようです。

そして、ショカッサイとは紫花菜のことだけを指すのだと思っていた私にも良い勉強になりました。

花の名前はほんとに難しいです。

学名だけを使用すれば、こういう混乱もないのでしょうけどね。

私自身もほんの少しだけそういうところがあるのですが、花にこだわりのある人はすごいものです。

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ショカッサイの謎を参照しているブログ:

コメント

紫花菜。野草の図鑑では、中国原産の帰化植物で「オオアラセイトウ」として紹介されているのがありますよね。
「ハナダイコン」「ショカッサイ」としている図鑑もある、と書いてありますが、どれも(といってもうちには3冊しかありませんが)「紫花菜」のことは触れてありません。学名もHesperis matronalisではありませんね。
画像もまぎらわしいですが、紫花菜ぽいです。
反対に園芸書で紫花菜を調べると「オオアラセイトウ」と同じ学名が出てきたりします。????
ハナダイコンは別にありましたし。ごちゃごちゃになりました。
ここの画像を拝見すれば、本物?は茎が太めで花の色も紫花菜よりもピンクっぽいですね。山渓の園芸図鑑に載っているハナダイコンと同じようでした。
捜して来られた友人の方の執念に感心します。

苗、今日の夕方届くようにしました。よろしく。

keitannさん、おはようございます♪
「ショカッサイ」って初めて聞きました。
写真を見せていただくと、一重のストックみたいな?
最近、アブラナ科にも、弱い(^^♪です。

紫花菜は。。。
私も 関東に来て、初めて 土手とか、里山に咲いているのを見て、びっくりしました!
紫の菜の花だあ~!って。
ちょっと前 読んだ雑誌に、紫花菜は 南京大虐殺を憂いた軍医さんが、日本に種を持ち帰り、
電車から蒔いたり、最近では 筑波未来博の時にも種を配った。。。と書いてありましたが、
どうなのかな?定かではありませんが。。。
うちの近くの里山でも、群生しています。

それにしても、
今年のkeitannさんのお庭の ピオラは特別に素晴らしく、モコモコで、見ごたえがありますね~♪ 冬が長かったことと関係あるのでしょうか?
でも、毎年、素晴らしいですね。。。
全て種から・・・と思うと、ほんとうに ただただびっくりです。

それから、リナム。。。白があるのですね?
ブルーは サカタかタキイで、種を見た気がしますが、
白は初めてです。

私も 来年は ブルーだけじゃなくて、白と風にそよそよさせてみたいです♪
もし、リナムの白の種・・・採れるようでしたら、
少しだけ、分けていただけたら、嬉しいです。
イングリッシュデージの種等をお送りする便に封筒入れますので(切手だけ長者なので・笑)、
もし、採れるようでしたら、白、お願い致します。

そうそう、愚息 夕べ遅く、無事 白馬雪渓から帰宅いたしました。
雷鳥を見たとか、言っていました。
ご心配をおかけしました。。。

noiさん、こんばんは。

私の持っている図鑑、山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」でもオオアラセイトウが
載ってました。
これは野に逃げ出して野草化しているからでしょうね。
今、ショカッサイといえば、たいていの人がこのオオアラセイトウつまり紫花菜のことを思い浮かべると思います。
ただ、ショカッサイという言葉は中国の言葉でストックのことを指すそうで、ショカッサイといえば、アブラナ科の花何種かを指すんでしょうね。言葉って難しいですね。
今日は早朝から山に行ってましたが、帰宅したらバラ苗が届いてましたよ。
花も咲いていてびっくりしました。私が冬場に買ったバラ苗よりも立派なので驚いてます。ありがとうございました。

なずなさん、こんばんは。
画像をアップしたショカッサイは、今の日本ではかなりマイナーな花だと
思います。
たいていはショカッサイといえば紫花菜を指しますね。
やっぱり関東に来て、ショカッサイをご覧になって驚かれたのですね。
私も紫の菜の花ということで、かなり印象に残った花です。
ビオラは、ここ数年、春に寒い日が多いことがあって、花の時期がかなり
ずれ込んでます。
自己満足ですが、種から育てると可愛いですね。
リナムの白花、種採取しておきますね。アマだけは百発百中で結実しますから。
切手は私も長者なので、お気遣いなく・・・。

息子さん、無事のご帰宅良かったですね。
雷鳥は今の時期だと冬の姿なんでしょうね。
今日は山友達たちと徳島の山に行きました。
なずなさんの息子さんのことを心配しましたが、杞憂に終わってよかったです。

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