病後初めての小旅行⑤湧水池・江津湖と夏目漱石旧居
↑南門の内側から撮影した池の様子。
地図を見ると、江津湖という名前がついていて、どうやらここが湧水池のようですね。
後から調べてわかったことですが、この江津湖にはキタミソウという希少植物があるようで、知っていたら園内から一旦出てでも見てみたかったです。
野鳥なども見えていたので、園を出るときに南門から出れば良かったと、あとから思いつきましたが、これこそあとの祭りでした(^^;)
↑江津湖から、この小さな川によって湧水が引き込まれているようでした。
↑赤い建物は中華風の東屋で、これも調べていたら2016年の地震で倒壊したのを建て直したようです。
倒壊した時の写真がこちらにありました。
地震の時には動植物園もかなりの被害を受けたようですが、4年近くも経って何も知らずに訪れると地震の爪痕のようなものもわからないものですね。
撮影しそびれてしまったのですが、流れはとても綺麗な水でさすがに湧水池から挽いた水だけのことはあります。主人が「メダカがいる」と言っていました。水草もゆらゆらと揺れて、普通の川ではこうはいきません。
ここの水辺も美しかったです。
↑動物園コーナーのほうはそれほど熱心には見て回らなかったのですが、動物の種類も多いと思いました。
↑クロサイです。
堂々とした鶏が多く、鶏も昔から各地でいろいろな鶏が改良や育種をされているんですね。
ユキヒョウといえば、映画「LIFE」を思い出します。
ユキヒョウを望遠鏡で眺めながらショーンペンが語ったセリフが素晴らしかった・・・・
「ほんとに美しいものに出合ったら撮影せずに眺めるだけがいい」というような意味合いのセリフでした。カメラで撮影するばかりしている私自身に言われているようなセリフでした。
動植物園を見た後、市電の電停迄の道を引き返していたら、道端にシロバナタンポポがありました。
曇り空のせいで咲いてませんでしたが、熊本も高知と同じくシロバナタンポポが咲くらしいですね。
来るときに通った体育館の近くらしいので、立ち寄ってみることに。
お昼を電停近くで食べて、漱石旧居と書かれた道標に導かれて住宅街を歩きます。
↑素芯ではないほうのロウバイが道沿いのお宅の前で満開でした。
最近はよそのお宅や道端で見かけるのも素芯ロウバイが多くなりました。そういう我が家も素芯ロウバイを植えてあるので、普通のロウバイのほうが私としては珍しいです。
この家は3度目の家だそうです。
この家は移築されたそうですが、もともとは洋学校の教師であったジェーンズ亭の跡地にありました。
そのジェーンズ亭も地震で倒壊したそうで、電停の近くに修復工事がされていました。
↑平日とあって、観光客はほとんどおらず、係の方がつきっきりで説明してくださって、有難かったです。
この方に熊本は水道代は要らないんじゃないですか?とお尋ねしたら、それでも月に2000円ほどですと。維持代程度ですね。
調べると、熊本市の生活用水は100%地下水で賄っていて、世界に誇る地下水都市だそうです。
漱石旧居見学の後は市電で移動して商店街に。
アーケード街はびっくりするほど幅広です。
でも、お店は全国共通の食べ物屋さんが多く、心斎橋や道頓堀と変わらないと思いました。
最近は昔ながらの個性ある商店街が減ってますね。時間があれば、お肉屋さんで馬肉のカツを買って帰りたかったのですが、時間がかかると言われて諦めました。
熊本駅にはこれまた市電で帰り、結局市電には4度も乗りました。市電、わかりやすくて便利です。
辛子れんこんといきなり団子だけは買って帰りたかったので、駅のお土産物屋さんで買いました。辛子れんこんは好物なのです。
地震の跡は4年近く経った今では、一目でそれとはわからないほどになっていましたが、いろいろ調べてみると市内でもずいぶん被害があったのだなとあらためて思いました。
どこの街でも実際に足を運んでみないとわからないことがたくさんあって、旅はやはり良いものです。
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