シュウメイギクの花芽
シュウメイギクは私の庭では最古参の山野草かも知れません。
それより以前から勝手に生えていたミズヒキなどもありますが、それは私が植えたのではないので、私が植えた一番古い山野草というのが正しいかも知れません。
20年ほど前に主人の叔母にいただいた株です。
植え場所も変えたりしながら、この20年間、毎年、花を見せてくれます。
一番最初は、山野草の性質も知らず、畑の日当たりの良い場所に植えていたのですが、そこでも7,8年もの間良く咲いてくれました。その後、中庭の今の場所に移して、場所がよく合っていたようで、ずいぶんと株が広がりました。毎年、春には掘り上げて処分しないといけないほどで、たくさんの方に株分けしたと思います。中庭は午前中だけ日が当たり、午後からはカイヅカやビワの木、トベラの木などが日差しをさえぎってくれる、絶好の場所でした。
ところが去年、ビワの木を主人が切り倒しました。実も小粒ながらたくさんなっていたのですが、大きくなりすぎて邪魔になったというので、切ったのですが、その影響がてきめんに今年表れました。夏の猛暑に加えて、午後からの陽射しが一部当たるようになったので、ホトトギスやミズヒキなどといった丈夫な花たちも葉焼けがひどく、シュウメイギクも例年だと花茎が1m20センチほどにもなるのが、今年は1m足らずです。花芽のつき具合も良くないです。
幸い、古くからあったダイダイの木が枯れたのを切り倒した跡地があって、そこに、シラユキゲシ、黄花オドリコソウなどといっしょにシュウメイギクも移植してありました。その株が良く育っていて、花芽をつけているので、最悪、中庭の株が駄目になってもこちらが生き残りそうです。
植物は動けないので、周辺の環境をこちらが整えてやらないと生きていけません。
特に半日陰を好む山野草は、植え場所が大事ですね。逆にあまりの暑さに、夏の間全日陰に置いてあったバラのポットは駄目になりました。バラは暑くとも陽射しが要るのですね。
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