ぺラルゴニウム・シドイデス
何年か前にずいぶんブームになったぺラルゴニウム・シドイデスの花。
何の世界にもブームは付き物ですが、私はあまり流行を追っかけるほうではないので、花でも洋服でも自分の好みのものをずーっと着たり、育てたりと言うほうです。
↑これはたまたま叔母がまだ生きてた頃に叔母の家のすぐ裏にある園芸店で目について買い求めた花です。
シルバーの葉に濃い赤紫の花がとても相性が良くて、一目ぼれでした。
その後、NHKの趣味園などで取り上げられたと思います。
↑もう一度、自分のブログ内で検索して確かめたら、買い求めたのは叔母の三周忌の日だったようです。2008年6月25日が三周忌ということは叔母が亡くなったのは2006年だったようです。
花にはいろいろな思い出がまつわった花が多いですが、このぺラルゴニウム・シドイデスと言う花は私にとっては叔母の思い出と切っても切れない花です。
60代後半に脳腫瘍を患い、手術をしたり放射線療法を受けたりしましたが数年後に亡くなりました。独身で子供もなかった叔母は、私をずいぶん可愛がってくれ、大阪や京都周辺の美味しいものをずいぶん食べ歩きに連れて行ってくれたものでした。40年以上も前に当時1万もするステーキや美味しいお鮨屋さんに連れて行ってもらってたのですから、何とも贅沢な話です。
田舎育ちだったので、そんな美味しいものには慣れてなかったのですが、それでも美味しいものは美味しくて、変に舌が肥えてしまいました。
↑一見、華やかな人生を送っていたように見えた叔母の晩年は、淋しいものでした。
結婚してもしなくても良いですが、子供だけは生んでおくのが良いなと思えるのは、そんな叔母の人生を見ていることもあるのですが・・・。
でも、今は、子供がいても年老いたら施設で過ごす時代ですかね。
60代に突入すると、特にマイナスの意味でもなく、淡々と、絶えず、死と言うことを考えるようになりますね。
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