野の花のごとく・・・
花を何年も育てていると、こぼれ種から実に様々な植物が育ちます。
今年は秋から冬にかけて丁度良い具合に雨が降ったせいか、そんなこぼれ種発芽が多かったです。そして、今、まるで野の花のごとくそれらの花が咲いています。
今日は自治会の用事で、玄関を出てご近所のお宅に向かったときのこと・・・。
我が家はたいてい裏に駐車場があって、玄関から出入りすることはそれほどないのですが、我が家の塀沿いにタンポポとビオラが良い感じで咲いていて、慌てて家にカメラを取りに帰りました。
我が家の塀はこの辺りでは自然石を築いてその上にカイヅカイブキの木を生垣にしているのですが、その石積みの根元で咲いてるのです。
時々、掃き掃除するときに草はむしり取るのですが、ビオラとタンポポの芽は抜かずに残してあったものです。
タンポポはどうやらカンサイタンポポのようですね。
カンサイタンポポは、これで観察に行かなくても我が家で観察できるようになりました(^_^;
ビオラと言えば、畑のあちこちででも、こぼれ種ビオラが咲いてますが、この画像中の小さなビオラの花は、なんと花径が1センチほどしかありません。
こんな極小の花が咲くとは・・・・。
色や模様も先祖返りしてしまったようで、いわゆる三色スミレと言われていた頃の模様ですね。
こちらもこぼれ種からのビオラでブラックジャックと言う品種です。
去年か一昨年までは種を買って育てていたのですが、今年は種まきしなかった品種です。
でも、これはまだ先祖返りしてないいようです。
一体、何年ぐらいで先祖返りするのか興味のあるところです。
ずいぶん前に育てていたクリサンセマム・ノースポールもなぜか一輪だけ咲いています。
この花を育てていたのはもう5,6年前のことだと思うのですが、強い花ですね。
まるで野で咲いているかのような白いスミレですが、これは里山で種採取してきたスミレの子孫なのです。
ナガバノタチツボスミレのオトメスミレタイプと言われています。
これが咲いてる場所は俟つなどが植わっている我が家のれっきとした庭の庭石のそばです。
去年もここに1株咲いていたので、その種が落ちたのでしょう。
数日前、この種を採取してきたもともとの里山に行ったところ、業者さんがこのスミレが咲いていた付近を草抜きして綺麗に掃き掃除してしまい、スミレの株がなくなっていました。
そうなると、種採取してきたことで、絶やさずに済んだということになりそうです。車道の隙間に咲いていたスミレですから、掃除されて抜かれても文句は言えないのですね。
ものすごい繁殖力で、この春だけでもこんな感じで咲いている株が20株ほどあります。
↑の楚々と咲いてるのに比べ、えらくイメージが違います。
最後にこれも去年のこぼれ種からのネモフィラ・マクラータです。
ネモフィラは毎年、インシグニスブルーと言うブルー一色の品種が好きで種まきするのですが、どういうわけかインシグニスブルーのほうは、こぼれ種発芽がほとんどありません。
それでなくともこぼれ種発芽からの花が多い我が家の畑は、これからもっともっと野の花ガーデンになっていきそうですね。
コメント