2鉢のセツブンソウ
1月末頃になると、毎年、セツブンソウが気になります。
その名の通り、節分の頃には咲き始める花です。これがクリスマスローズのように年中、常緑だと、生きていることがいつも確認できるので良いのですが、セツブンソウは花が終わると直ぐに消えてしまい、一年のうち8ヶ月ほどは地上の姿がありません。ですから、生きているのかいないのか、ひじょうに気になるところです。
今年はラベルをちゃんとなくさずにいたので、秋に小さな球根を植え替えた鉢がありました。1月初めには芽を出し始め、2月初めには花芽も上がりました。
2月半ばまで随分寒かったので、蕾がなかなか開かず、今週に入っての暖かさでようやく開き始めました。
まだ完全開花ではないですが、嬉しくて画像をアップしてみました。
この株は恐らく種からの開花ですね。
因みにこれが去年の画像です。去年はこんな葉っぱのままで花芽はつきませんでした。
ところで、今日、このセツブンソウを撮影した後で、水遣りをしていたところ、庭の片隅でなにやら芽を出しているポットを見つけました。夏の間、山野草を強い陽射しから避難させるために置いてある、日陰の場所の一番隅です。
たいていの鉢やポットは12月初め頃に、畑に移動させて日光をたっぷりと浴びさせるのですが、このポットは地上部が何もなかったので、うっかりと置きっぱなしにしていたようです。
近付いてみると、それはなんとセツブンソウの芽だったのでした。しかも花芽が二ツついていて、もう少しで咲きそうな花芽です。ラベルもちゃんと「セツブンソウ」と書いてあります。
秋に植え替えるのを忘れていたようですが、まさか2ポットあったとは・・。
ろくろく日も射さないような場所に置かれてあったのに、よくぞ花芽までつけてくれたと小躍りしてしまいました。
急いで、小さ目の鉢にそろっと土を崩さないようにして植え替えたのでした。
こんな嬉しいサプライズがあるので、花育ては止められませんね。
山野草の良さが最近分かるようになりました。季節毎に魅せる花を咲かせてくれますよね。小さい花が多いけれど咲いた時の感動は大きい気がします。節分草はキンポウゲ科なのですね。花はまだ実際に見たことありませんが良さそうですね~。キンポウゲ科は大好きな花が多いですね。
投稿: yumeki | 2008年2月28日 (木) 09:10
yumekiさんも山野草に魅せられたお一人のようですね。
一年草と違い、毎年、ひっそりと芽を出して知らない間に咲いているところがいじらしいです。
セツブンソウだけは九州や四国には自生しないそうです。
昨日、自生地で熱心に撮影されていた男性も去年まで九州勤務だったので、セツブンソウを初めて見たんですと仰ってました。
他の花に先駆けて咲くので、開花が待たれる花ですね。
投稿: keitann | 2008年2月29日 (金) 00:38