ツボサンゴ(ヒューケラ)
ツボサンゴは5年ほど前にサカタから種を取り寄せて育てた花です。
品種はどうやらヒューケル・フレッケルというもののようで、それまではツボサンゴという花のことはあまり良く知りませんでした。山で良く見る花にはズダヤクシュというのがあって、こちらは園芸種のティアレアの仲間ですが、ツボサンゴは山では見たことがなかったからです。
しかし、購入するときに飯豊産などと書いてあるのを見たこともあり、一体日本でも自生しているものなのかどうか自分でもあやふやでした。今、検索したり、私の図鑑を見たりしたところ、やはりツボサンゴに関しては外国産で良いようですね。
種まきは今まで2回ほどしています。その都度、ある程度の数が発芽してきて、その後もかなり丈夫で良く育ちます。花が咲くのは秋播きですと2年後の春です。そう言うところはやはり山野草みたいなものです。実際、アメリカ辺りでは自生しているらしく北米の野草のようです。
普通は日陰を好むとされていますが,日当たりでも育つようです。葉の色は銅葉なども多く、ギボウシと同じようにどちらかというと葉を楽しむ植物のようです。
我が家では種から育ててその後2,3年間はプランターに植えっぱなしでした。水遣りもたまにでいいですし、植えっぱなしのままで手もかかりませんでしたが、次第に根が浮き上がってきたので、去年の秋に地植えにしてみました。
場所は畑の隅の例の山野草を植えてある近辺です。この場所は半日陰なのでほかにもチョウジソウやオダマキなどを植えてある場所です。案の定、良く根付いて,今年も4月から次々と花を咲かせています。株分けも出来るとどこかで読んだので、子株らしきのを分けてみたらそれもよく育っているようです。
葉を見るとわかるように、もちろんユキノシタ科でツボサンゴ属です。どちらかというと地味な花が多いですが、うちに植えてある品種は花も鮮やかな赤で、見ごたえがあります。4月から2ヶ月間ほど次々と細い花茎を上げて良く咲きますが、一つだけ欠点があるのは茎が弱くて,すぐに倒れることでしょうか。
うちでは種まきで都合20株ほど育ったので,その都度、友人などに分けて差し上げました。
ほかにも白花を咲かせるツボサンゴもありますが、こちらはようやく花芽が上がってきたところです。
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