リビダス
クリスマスローズには原種のものと交配して作ったハイブリッド種のオリエンタリスがあります。
原種はヨーロッパから中国にかけてのユーラシア大陸の様々な場所に自生地があるようです。
私が今まで育てたことがある原種はリビダス、アーグチフォリウス、ニゲル、チベタヌスぐらいですが、チベタヌスはまだ花を咲かせるにいたっておらず、今年もどうやら花芽をつけないのではないかと思っています。
リビダスは比較的育てやすいようですが、それでも今まで夏越しを失敗したことが二度はあります。
このリビダスの株は確か、昨年、未開花株で購入したものです。夏越しは山野草と同じ場所、夏にはほとんど日の当たらない場所に鉢を移動しました。いつもだとリビダスは夏にはすっかり葉を落として地上部がなくなるのに、去年の夏は猛暑だったにもかかわらず、葉っぱが秋まで残っていました。
10月末に他のクリスマスローズ同様、植え替えをしました。その後は畑の日当たりの良い場所でしっかり日光を当てましたら、1月には花芽を確認できました。
花の色は小豆色がかった色で、シベが開いてぱっちりと梅のような花が特色です。一番花は花弁の大きさが揃わず、あまり綺麗に開いたとはいえませんでした。
二番花が咲いたときの画像です。蕾はもう一個ついていて、後ちょっとで咲きそうです。
原種の花らしく、それほど大きくない丸みを帯びた花は綺麗というよりも愛らしいという表現がぴったりですね。蕾もコロンとした形がとても愛らしいです。
今年は花を3つもつけたら、夏には弱ってしまって、葉っぱを落としてしまうかも知れません。リビダスに関してはまだまだ手探りで育てている状態です。試行錯誤を繰り返しながら、一年でも長く株を維持したいものと思っています。
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