ヒナゲシとナガミノヒナゲシ
ヒナゲシはポピーと言うほうがとおりが良いかもしれません。また、古くは虞美人草などと言い、夏目漱石の小説のタイトルにもなっているので、ご存知の方も多いでしょう。
うんと以前・・15年程前にはポピーの花も育てていたのですが、しばらく育ててない時期がありました。それが一昨年の秋に教え子がイギリスにホームステイした折にお土産として、ポピーなどのワイルドフラワーのミックス種を買ってきてくれました。日本の種袋と違って、どっさりと種が入っていて、それを播いたところ、膨大な苗が出来ました。去年はそんなわけで、畑中にポピーの花が咲きました。
花の色はほとんどが赤で、去年の畑はずいぶんカラフルだったものです。そんなポピーのこぼれ種が発芽しているのに気付いたのは秋の終わりでした。畑のいたるところにポピーの苗が見えました。
今年はポピーの花で畑が埋まると思ってホクホクしていた私・・。
ところが春先に咲いたのは、こともあろうにナガミノヒナゲシだったのです。ガ~~ン・・。ナガミノヒナゲシとポピーの葉はとてもよく似ていて、その葉っぱがナガミノヒナゲシの葉っぱである可能性ですら忘れていました。
因みに↑画像の奥の真っ赤なのはヒナゲシ。手前のオレンジ色のガナガミノヒナゲシです。ナガミノヒナゲシは4年ほど前に友達が自宅に植えていたのを2株ほど分けてくれたものでした。その友達は道端に咲いていたのを可愛いからと掘ってきたそうです。それが毎年抜いているのに、畑に100本ほども咲きます。
ナガミノヒナゲシは株がどんなに小さくとも花を咲かせます。そして実を結ぶので数年後には爆発的に増えます。ヒナゲシと違って一日花なので、毎日綺麗な花を咲かせてくれて、ある意味、ヒナゲシよりもきれいであるかも知れません。
可愛いポピー、教え子の方が買ってきてくださったとは。気の利いたお土産ですね。
先生がお花を好きなこと知ってのことですね~。何と良い教え子さんでしょう。
でもイギリス産のタネなどでは、オピウムポピー(麻薬用)が混ざっていることもあるので注意が必要です。
余計なお世話でごめんなさい。もしご存知なら失礼しました、削除してくださって結構です。
もし、毛が生えていないつるつるした感じの葉や茎なら、おそらくソムニフェルム種ですので
画像検索して比較して、よくご覧になってください。
ソムニフェルムは、あへん法という法律で日本では栽培が禁止されています。
(実は私が買ったタネの中にも混ざっていたことがありましたので、
故意ではなくとも法に抵触してしまうことがあると気づきました)
栽培禁止のポピーは他にもあって、厚生省のページに掲載されていると思います。
ナガミヒナゲシはこちらでも大爆発的に増殖中の帰化植物です。
数年前から付近の路傍にも生えるようになりました。
そのうち庭にも進出してくるのかと思います。困ったものですね。
投稿: primrose | 2008年5月 2日 (金) 16:28
primroseさん、こんばんは。
ポピー、輸入種子の中にそのような育苗が禁止されているケシの種が混ざっていることがあるとは初耳でした。イギリスではそんないい加減なことがまかり通っているのでしょうか。
幸いというか、私の庭で育ったポピーはどれも毛がいっぱい生えた普通のポピーばかりでしたよ。今年も勿論そうです。今年はこの後、もっと綺麗な大きな白っぽい花や赤い花も咲いてきてて、見ごたえがあります。
ところで、栽培禁止のケシ・・・アツミヒナゲシは私もちょくちょく見かけるのですよ。この前も某所で見かけて、よほど警察に通報しようと思いました。実は去年も某ファミレスで小さいながらアツミヒナゲシを見かけたので、警察に電話したのですが、誰も出なくて、通報できませんでしたよ。一般の人は見ても見分けがつかないんでしょうね、きっと。
私やprimroseさんのようによほど花に興味を持っている人でないと・・・。
アツミヒナゲシは6年ほども前にも県道沿いに結構咲いていましたが、それはさすがに警察が処分したようで最近は見かけなくなりましたよ。
ナガミノヒナゲシはかわいそうですけど、花後はなるべく抜くようにしています。
投稿: keitann | 2008年5月 2日 (金) 22:52