渋柿色づき、落葉始まる
中庭にはかなり大きな渋柿の木があります。
私が嫁いできたときにはそれでも樹高は5mぐらいだったように思うのですが、今では10m近くあるのではないかと思います。
落ち葉の季節には山のように葉を落とし、掃除が大変なので、主人は切りたがるのですが、切ると中庭の花たちの木陰がなくなるので、私は猛反対しているのです。
去年は実がとても少なかったのが、今年は豊作で、今もまだ数十個の実が残っています。
毎日のように、ムクドリがついばみに来ていますが、そのうちにヒヨドリやメジロもやってくるでしょう。
つい3日ほど前から、落葉が始まり、風も吹かないのに、葉っぱがはらはらと舞い落ちるようになりました。この木の下にはクリスマスローズやらシュウメイギク、シュウカイドウなどかなりの草花が所狭しと植え込んであります。箒でささっと掃くわけにはいかず、手で拾い取るという時間のかかる作業になります。
それでも、落葉樹が一本、庭にあるというのは変化があって良いものですね。
畑から望遠レンズで庭の柿の木を撮影してみました。畑と庭の間には、他所のお宅の庭があります。
遠めにもオレンジ色の実がたくさん見えます。
昔は、橙の木があり、桃があり、ユスラウメがあり、ビワの木もありました。老木になって枯れたり、邪魔になって切り倒したりで、今ではなくなってしまったそれらの木を、たまに思い出すことがあります。
目立たないけど、家族の一員のようなものです。
渋柿じゃつまらないですから甘柿を接ぐといいです。
接ぎやすい高さ、そう、地上から1m~1.2mくらいで幹を切ります。
直径15cmくらいの木なら周囲に5~6本は接げますし、柿の形成層は厚いので穂と合わせ易くだれがやっても着きます。
接いだところをミズゴケで覆ってしばらくはポリ袋をかけて乾かないように管理します。接ぐ時期は春新芽が出る寸前です。
今からが穂をとる時期です。穂はパーライトに埋めて屋外で保存します。
3年くらいで成り始めます。興味がおありでしたらやり方を教えます。
私、結構よそのうちに頼まれて接いでましたよ。
投稿: ローラン | 2008年11月17日 (月) 13:48
ローランさん、こんばんは。
シブガキに甘がきを接ぐなんてことも出来るんですね。
でも、この木は、すでにかなり大きいので、接木も大変そうです。
というか、高さ1mちょっとのところで、切るという作業が大変かも知れませんね。
もう少し、小さければ、なんとでもなりそうなんですが・・。
直径はすでに25センチはあるでしょうかね。
それにしても、ローランさんって、植物全般にとてもお詳しいですね。
ほんとに驚いてしまいます。
私は挿し芽さえ、ろくに成功したためしがないんですよ。
あ、そうそう、いただいたネリネたち、どれも葉は出ましたが、花は来年のお楽しみのようです。
ネリネは花の少ない時期に咲いてくれるので、楽しみです。
投稿: | 2008年11月18日 (火) 00:32