カウチンのカーディと金時みかん
先週の上京時は横浜の友人宅に泊まりました。
9月初めにご主人M君が亡くなった友人宅です。M君は同期の山仲間で山にも何度も一緒に登ったものでした。
2期上の千葉在住の先輩の方も来られ、夜は3人で女子会でした。
上京に際して、山も登るつもりだったので、最初から山に登れる靴を履いていったため、上も当然カジュアルな格好にせざるを得ず、カウチン風のチョッキを着こんでいきました。
それを見た友人が、そういうニットを着るのだったら、M君の遺品があるから着てもらえない?と言われました。我が家は寒いので冬は着込むし、山に散策に行くときは防寒具必須なので、ありがたくいただくことになりました。
昨日はそのときの先輩にオキナワスズメウリを送る約束をしていたので、ついでに坂出特産の金時みかんを買ってきて一緒に送ったのですが、入れ違いに横浜の友人からカウチンのカーディガンが送られてきました。
M君は仕事でカナダに5年ほど赴任していたので、その時に買ったそうです。大学時代も私たちの仲間内ではお洒落なほうでしたが、年を経るにつれ家具や食器、着るもの、靴などにもずいぶんお金を遣っていたと、友人のIさんが言ってました。
本場のカウチンは重さも2キロは下らないずっしりと重いものですが、ちょっとやそっとの雨は通しそうもないほどしっかりしています。
私は昔、編み物に凝って、カウチン柄や、アラン模様のニットなど何枚も編んだので、こういうものには目がありません。
M君の形見かと思うと猶更です。
友人や仲間の形見をもらうような年齢になったかと思うと、しみじみ感じるものがありますが、大切に使わせてもらおうと思います。
みかんもここ数年、冬場には必ず友達や親類に送っている金時みかんが先日から出回るようになりました。
甘さも酸味も備えたみかんです。
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