ユキワリイチゲの葉芽
ユキワリイチゲの根茎を植え替えたのは10月の半ば頃だったでしょうか。
秋が来てまず植え替えるのは、ユキワリイチゲやセツブンソウ、エンゴサクといった早春に咲く花々の株です。ユキワリイチゲの根茎はそのときすでに目ざめていて、根っこや白い芽らしきものを出していました。
今日、何気なく、その植え替え済みの鉢を見ていたら、あの見覚えのある迷彩色の葉っぱが展開し始めていました。
セツブンソウやアズマイチゲ、福寿草などその他のキンポウゲ科の花はたいていは春先に花が咲く頃に同時に展開し始めます。
ところがユキワリイチゲだけは晩秋に葉だけを咲に出します。秋遅くから冬にかけて、山の麓を歩くと、ときどきユキワリイチゲの葉っぱに出会います。そんなときは場所を覚えておいて、春先に行くと、ユキワリイチゲの紫色の花に出会えます。
四国の野山ではまだまだシマカンギクなどの秋の花が咲き誇っていますが、目につかないようなところで、ひっそりともう、春の準備が始まっています。
後3ヶ月もすれば、ユキワリイチゲの花にまた出会える訳で、四国の短い冬は正味二ヶ月ということになりますね。もっとも、冬場もホトケノザやオオイヌノフグリなどが咲くので、年がら年中、花が絶えることはなさそうですが・・。
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