吹きかけスミレとベニバナナンザンスミレ
吹きかけスミレがポットの中で開花していました。
このスミレは日本原産のスミレではなく洋種のスミレです。
学名はViola sororia cv Frecklesとのことで、ワサビ根が出来るスミレですので、スミレサイシンの仲間ですね。私は野の花を見るのが第一の趣味なので、野山で咲くスミレも様々なスミレを見ていますが、四国ではスミレサイシンの仲間は徳島で咲くナガバノスミレサイシンとシコクスミレぐらいしか知りません。根っこの土を少しどけると、ごっつい根っこがあるので、直ぐに分かります。
この吹きかけスミレはおそらく4年ほど前に叔母の家の直ぐ裏手にある園芸点で買ったもので、その二年後に叔母は病気で亡くなりました。スミレを買ったときも病で療養中でした。そういうときに買った花ですから、いろいろな記憶が花とともによみがえります。
もっと大株が他の鉢に植えてあるので、これからたくさん咲くことでしょう。
こちらも以前からあるベニバナナンザンスミレです。
このスミレは交配から生まれた園芸種のスミレだそうで、ひときわ赤い色が特徴です。
山によったら自生のエイザンスミレなどでもずいぶん赤い花が咲くのもありますが、濃いピンクといってよいほど赤いスミレは、どことなく園芸種という雰囲気があります。
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