ペラルゴニウム・シドイデス
6月25日は亡き叔母の3回忌の法要でした。
叔母には私が若い頃ずいぶんとお世話になったもので、50まで大阪に住んでいた叔母は大の食いしん坊で、いづうの鯖寿司だの、新阪急ホテルのステーキハウスのステーキだの、ずいぶんと美味しいものを食べさせてもらったものです。今もいづうの鯖寿司というと、必ず叔母のことを思い出します。
さて、その叔母の家は実家のある町の隣町にあって、そこは海のある町です。身寄りのない叔母の法要には母、もう一人の叔母、そして私の三人とお寺さんだけが集まりました。法要のあと、叔母の家の直ぐ裏にある、種苗店に寄ってみましたら、珍しい花がいろいろありました。
中で気に入ったのがこの花です。なんとこのお花、ぺラルゴニウムなのです。
ペラルゴニウムというと普通はゼラニウムと似た派手な花色で、初夏に花を咲かせる仲間です。私もご近所の方に一度株分けしたのをいただいたことがあって、しばらく咲かせましたが、どうも好みではなかったので、そのうち消えてしまいました。
ところが、同じペラルゴニウムでもこのシドイデスは花色が濃い目の赤紫でとてもシックです。しかも花弁が細くて茎が長くしだれて咲く様子も、人目で気に入りました。
しかもお値段も手ごろです。
全体の様子です。葉っぱはこじんまりとまとまったシルバーの葉っぱでそれも美しいのですが、花茎が長く伸びて、表情が豊かです。
自宅に帰って調べてみると、南アフリカに自生する原種系のペラルゴニウムらしいです。道理で、普通の園芸種にはない魅力が感じられたはずです。
原種とあって種もできるそうで、気をつけて見ていますが、今のところ、まだ種は見つけていません。
叔母の自宅そばのこの種苗店ではほかにもヒゴスミレやキエビネなどお気に入りの花を見つけて連れ帰っています。
今回は銅葉のポレモニウムなども連れ帰りましたが、なかなか覗くのが楽しいお店です。
私も種から育てた原種のペラルゴニウムを一株もっていますよ。
パイナップルの香りがするので通称パイナップルゼラニウムと呼ばれていますが、葉の形はシドイデスと似ています。
でも花は白くて地味なんですよ。
シドイデスは花色が魅力的ですね。種が出来たら是非集めてください(^^)
投稿: 三太郎 | 2008年7月13日 (日) 18:54
三太郎さん、こんばんは。
シドイデス、やっぱり、原種系の好きな方には好評ですね。
素敵な花なのですが、どういう風に植えたらその魅力が一番引き出せるかな~と、まだ考え中です。
パイナップル・ゼラニウム、そういえば、以前、三太郎さんのブログ中で見せていただきましたね。
シドイデスの種・・・気をつけてみてみますが、実は、この後、市内のHCでもポット苗を見つけました。
ビオラ並みのお値段で出てましたよ。
良かったら、一つ調達しておきましょう。
投稿: keitann | 2008年7月13日 (日) 21:50
四国にはよい山野草店があるようですね。
シドイデスは茎の延びっぷりが面白いですね。
ハンギングにして垂れさがらせたらよいかも。
もし苗が入手できたらお願い致します。
投稿: 三太郎 | 2008年7月14日 (月) 21:13
三太郎さん、了解しました。
でも、シドイデスはごくふつうの種苗店とHCで売っていたんですよ。
明日の夜から北アルプス行きですが、お出かけの帰りに見てみます。
投稿: keitann | 2008年7月14日 (月) 22:06
面白い名前ですよね。
実は私も2004年に、大型園芸店(造園まで扱ってる)で働いてる花友さんに小さなポットをいただき、まだ維持(?)しています。確か、植え替えもしてないような気がします。そのとき、「根っこもちょっと変わっているのよ」、と聞いた気がします。
半耐寒性常緑多年草ということで、東京ではほったらかしです。増えもしませんが、、、。
名前も愉快ですが、花も色もユニークだと思っています。ほかにも気に入ってる人がいて、うれしいです。
投稿: プルメリア | 2008年7月14日 (月) 22:31
プルメリアさん、こんばんは。
このシドイデス、種苗店の幾多の花の中でも、ぱっと目に留まりました。
どうやら、私はこの手の色が好きなんでしょうね。
玄人好みする色というか・・・。(別に私は、園芸に関しては素人なのですけどね)
ともかく、シルバーの葉っぱ、黒っぽい花色、そんなところに、花好きは惹かれるようです。
そうですか、根っこも変わっている?
秋になって涼しくなったら、植え替えて根を見てみましょうかね。
投稿: keitann | 2008年7月15日 (火) 00:16