タイサンボク
母屋の北側に、建物と塀の間に細長い庭があります。
日当たりはあまり良くないのですがサツキ、アオキ、ボケ、ナンテンなどが植わっています。
大きな樹木ではマツが植わっていますが、タイサンボクも1株だけ植えられています。
タイサンボクは大きな木になるので、花を上から見るのは至難の業ですが、これは低い枝に咲いた花を、脚立を立てて脚立の上から撮影したものです。
花は3日ほどで散るようで、直ぐに黄色くなって、最後は汚くなるので、撮影のタイミングが難しいのです。
花の咲く頃に、丁度古い葉が落ちますがこれも茶色く汚くなって、掃除に一苦労します。
しかし、咲いたばかりの花は丁度白磁にも似た、ほんの少しだけ黄色味を帯びた白い花で、鼻を近づけるととても良い香りがします。
私は山でもこの時期、オオヤマレンゲを見ることが多いですが、オオヤマレンゲの花も良い香がして、タイサンボクの花をうんと小さくしたような花ですね。
10時ごろには綺麗に開花していたのに、お昼ごろには陽射しの加減か、早くも閉じ気味になりました。
タイサンボクは一日の間にも、開いたり閉じたりを繰り返すので、なおさら撮影タイミングが難しいんですね。
英語ではタイサンボクもハクモクレンもホオノキもmagnoliaと呼ぶようで、そういう大雑把なところは日本人とは全然違うと、つくづく感じます。
私の頭の中では初夏を代表するような花でしょうか。
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