剣山にキレンゲショウマを見に行く、その4
一の森までの巻き道はアップダウンがほとんどなく、樹林帯の中の道などで、涼しいものだ。時折、ナナカマドやコメツガの巨木が生えている。
大きい木は樹高が15mはあろうかという木もある。7月に登った仙丈の森の木などより、よほど大木が多い。森の深さや大木の多さでは四国の山は引けをとらないと思う。
剣山に来始めた頃はたくさん咲く花に夢中だったけど、二年程前からこの森に癒されるのを感じる。お花も勿論撮影するが、緑の中に身を置くとなんともいえないほど落ち着く。
しかも、行場からこの一の森への巻き道は人の多い時期でも歩く人が少ないのでお薦めだ。
樹林の株元には、こんな風にカニコウモリが群生している。確かこの付近にはオオヤマレンゲもあった筈。
尾根道に一杯咲いていたタカネオトギリがまた咲いている。この花は乾燥している場所で見かけるから、そろそろ尾根道に合流するのかな?と思っていたら、やっぱりすぐに、剣山から一の森への尾根道に出た。ここまで来るとちらほらと歩いている人を見かける。
「美味しい沢の水で立てたコーヒーと抹茶、一の森ヒュッテ」と書かれた立て看板を見て、友人が「飲みたいなぁ」と・・。この友人は真夏でもホットコーヒーが大好きなんだよ。沢の水のコーヒーは魅力だが一杯500円だからね~。
ヒュッテに到着。ヒュッテの周囲にはナンゴククガイソウとシコクフウロが咲き乱れている。小屋のおじさんに展望のいい場所を教えてもらったので、登ってみる。
上画像は一の森ピーク付近からジロウギュウと剣山を眺めたもの。ジロウギュウは形のいいやまで、一度は登りたいと思いながら、まだ果たせていない。
さて、ここからは尾根伝いに二の森経由で剣山まで歩く。道のりは1.8キロとなっているが、アップダウンを繰り返すから、それほどきつくて仕方がないということもないだろう。
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