山好き、花好き

↑当初はAさんと私だけで行くつもりでしたが、ダメもとでお声がけしたエントツ山さんとIさんが二人ともご一緒してくださることになりました。お二人ともお声がけした日は別の山に行かれていたのですが、ほんとにお元気で頭が下がります。

当日19日は私は四国中央市の某所でIさんの車に同乗させていただき、床鍋へと向かいます。

床鍋にIさんの車とAさんの車をデポしておき、エントツ山さんの車で瀬場へと向かいました。

↑歩き始めは予定通り7時です。

この日は思いのほか、瀬場の車は少なめでした。タカネバラの時期にしては少ないな～と思いながら歩き始めます。

朝は文句のつけようのないほどの快晴でした。

豊後の集落跡から眺める東赤石です。

もうすぐ八間の滝が見えるというところまで登ると、いつものようにヤマツツジが咲いていました。

この後、かつての一本橋のところでアワモリショウマなど見ながら橋を渡り、タカネバラの時期なので右俣を登りました。

ちょっとした滝の場所ではIさんからバナナが出され、バナナ休憩でした。

渡渉点を超えると、長い植林帯の登りにかかります。

そして最後の渡渉点の手前でオオバアサガラを探しますが、咲いてない？？

時期が合わなかったのかな？

渡渉点を超えるとここからは橄欖岩のごろごろしたしんどい登りが始まります。

渡渉点から10分歩くと、最初のタカネバラが見えてくるはず・・・・・と思っていたのに、いっこうにピンク色が見えません。

おかしいな？

タカネバラが咲いていてこそ、きつい登りも登れるし、何より撮影時間＝休憩時間となるので、きつい登りも登れましたが、タカネバラが咲いてないことには足を止めることもできません。

ようやくドウダンなどが咲く場所に差し掛かりました。

この辺りに以前は見事なタカネバラの株が固まって咲いていたのです・・・

上を歩かれるエントツ山さんがしきりと撮影してらっしゃるタカネバラは、まだちょっとこましに咲いていましたが、この株も樹高２ｍから上の部分しか咲いてないのです。

どうやら下の方はシカが食べてしまい、緑の葉が見えません。

これでは今咲いている株も、どうなることやら？？

考えてみたら、2019年は病気をしてしまい、東赤石には登れませんでした。2020年に登ったのは左俣を登ったのですが、トラバース道でタカネバラを見ました。

右俣のこの道を登るのは2018年以来だったのですが、その間にこれほどタカネバラが減ってしまったとは・・・・

↑2010年撮影右俣コースの見事なタカネバラ

もうこんな姿は見られないのでしょうか？

タカネバラの数があまりに少ないので、皆、足取り重く、11時18分、トラバース道に出てきました。

当初の予定ではトラバース道を小屋まで歩く予定でしたが、時間がかかっているのと、天気が曇りがちの天気になってきたのとで、このまま山頂に向かうことにします。

山頂への直登道を登っていると、キバナノコマノツメはあちこちで咲いていました。

すると、上から下ってこられる登山者の方がいました。

下ってこられた方となんとなく目が合ったのですが、もしかすると？

「ばんぶうです」とその方が名乗られました。

すれ違ったのは、そのちょっと前からyamapのコメント欄でコメントをやり取りしていたばんぶうさんでした。

丁度1週間ほど前にエントツ山さんの掲示板に書き込みされていた方なので、エントツ山さんと早速記念撮影でした。

私も、いつか山でお会いしたらよろしくねと書いたその2日後にお会いするとはびっくりでした。

もう少しお話しできれば良かったのですが、バスで登山口まで戻られるとかでバスに乗り遅れるといけないので、お話もそこそこにお別れでした。

タカネバラの少なさにはがかりしましたが、こういう出会いもあるものですね。

11時41分に赤石越まで登ってきました。

ここを歩くのちょい久しぶりですね。

それにしても、稜線のササがこれほど枯れてしまったとは・・・

赤石山系もずいぶんとシカの食害が目立つようになりました。

去年のシコクイチゲ探索の時も笹原ヶなくなっているのに驚きましたが、これは深刻な問題です。

↑この日のエントツ山さんの服装は、突然の東赤石へのお誘いだったため、ご自宅に帰らずじまいで普段着のズボンに普通の靴下を2枚履きされていたとか・・・

何もおっしゃらなければ、涼しそうでしゃれた格好をされてるなと思いこんでいました（＾＾；）