8月下旬の里山の花、その2、白花タヌキマメ、ヒキヨモギ、ナンバンギセルなど
タヌキマメは今年は7月末に早々と様子を見に行ったらすでに咲いていましたが、今回は白花が咲いていました。タヌキマメ自体がそれほどどこにでも咲く花という訳ではないので、ましてや白花となると珍しいと思います。
↑今までも毎年見に来ている場所ですが、白花は初めて見ました。
青い花を咲かせる植物は、ときに白花やピンクの花も咲かせるようで、リンドウやアキチョウジなどは白花をたまに見かけることがありましたが、タヌキマメも例外ではないようです。
つい先日はシコクブシの白花を見ましたし、白花探しも面白そうですね。
花の状態も良かったです。
↑こちらは普通の青花のタヌキマメです。
タヌキマメは午後から開花し始めるので、午前中に行くと開花した状態を見られないようで、お昼を過ぎてから散策に行くのが良いですね。果実の周囲がふさふさとした毛におおわれていて、それが狸の尻尾に似ているのが名の由来のようです。
草むらの中で点々と咲いています。
湿り気の多い場所を好みます。
こちらは日当たりのよい乾いた山地で咲いていたヒキヨモギです。
この山を、何年も前の晩秋に歩いていたとき、変わった咲き跡を見て、いったいこれは何と言う植物だろう?とずっと気にかかっていました。それが数年後に花の咲いている状態で見て、納得がいったという経緯があります。
まるで鳥の嘴のような花の上唇にだけ毛が生えていて、一度見たら決して忘れないようなインパクトのある花です。
マクロレンズでの撮影です。
まずまずの大株もありましたので、茎の様子なども撮影します。
茎の下の方から順番に咲きあがっていくようで、まだしばらくは花が咲くような雰囲気です。
株もとの辺りも入れてみます。
確かにヨモギに似ていますね。
この株は大株で草丈1m近くありました。
ヒキヨモギは今までにも何度か見ていますが、10日ほど前に岡山の山でオオヒキヨモギと言うのを見かけました。
↑こちらがオオヒキヨモギです。
今回は画像の比較だけにして、オオヒキヨモギについてはまた後ほど記事にしたいと思います。
↑センボンヤリの群生の様子。
いつも春に来ようと思いながら、なかなかセンボンヤリだけを見に来ることが出来ずにいますが・・・。
もう少しすれば、秋の閉鎖花を盛大に上げてくることでしょう。
今年初見のオトコエシの花。
今では少なくなったオミナエシとは対照的に、低山から標高1000mぐらいまで良く見かける花ですが、最近、ガーデニングにも使われていてびっくりします。
ツリガネニンジンも草刈されるのでこの場所では今からが花盛りです。
ヒナギキョウは田んぼの畔や川の土手、道路の中央分離帯などでも良く見かけますが、小さくとも花の形はキキョウと同じ形で、愛らしいですね。
最後はナンバンギセルです。
今年は雨が多かったので、大群生でしたが、8月20日頃に見に生きたときがいちばん見事でした。そのときはデジカメを持っていなくて残念でした。
この日はすでに終盤で、何とか綺麗な個体を探しての撮影です。
特に好きな花ではないのですが、こうしてみるとなかなか綺麗な花ですね。
野生で生えるのタヌキマメを見たいのですがどこで見れますか?
投稿: 花山 | 2024-10-18 13:38