5日の花散策で名前のわからない花が一つだけあった。
同行の野草友達Rさんともこれは何科の花だろう?と話していたのだけど、途中、ヤマシャクヤクの群生地でもやはり見かけたのだった。そこに居合わせた方が「先ほどみえた方がトサノミツバとか言ってたよ」と。しかし、トサノミツバってミツバツツジの種類ではないか。
キンポウゲ科を探してもよくわからないし・・・。そうしたら先ほど野草友達のHPに飛んだら、名前がわかった。フキヤミツバというそうだ。
セリ科ウマノミツバ属。ずいぶん地味な花で、↑画像が開花した姿らしい。
ニリンソウの小さな群生のそばで咲いていて、たまたま見つけたもの。
ところがこの地味な花が各地で絶滅危惧種あつかいになっており、最初の発見地である岡山の吹屋ではすでに消滅しているとか。
幸い、この花を見たことがなくて、とても不思議だったので画像はかなり撮影してきた。
というか、Rさんと2人で行くとたいていはどちらかが名前を知っているので、名前が不明のものは一回の山行では2つ3つだけ。最近は名前調べもかなり楽になりました。
しかし、それは裏を返せば、もう初めての出会いの花は少ないと言うことですね。ちょっと淋しいかも。
keitann様 こんにちは
珍しいフキヤミツバなんて名前ははじめて知りました。
確かに見たこともない花ですね。
せり科にこんな姿があったのですね。
面白いものです。
ここは姿をしっかり楽しませて頂きます。
先日ご案内の「舟伏山」は岐阜県美濃の山ですね。
小生も行ったことはありませんが、花好きの知人がそういえばよく口にしていました。
能郷白山のおよそ20kmほど東南にある山のようです。
投稿: ぶちょうほう | 2006-05-08 11:06
ぶちょうほう様、こちらにもコメントをありがとうございます。
このフキヤミツバはニリンソウの小さい群落のそばで咲いていたのです。ニリンソウを今年に入ってから、まだまともに撮影してなかったので、撮影していたら、直ぐそばでこの花が目にとまりました。まさかこれが咲いている姿とは思わず、最初は咲いた後かなと思ったのです。
調べてみると、私の図鑑にはちゃんと載ってましたね。しかし、実際はあちこちの県で絶滅危惧種となっているようです。どうやら石灰質を好むようですので、この山も植生が特異なのかも知れません。
舟伏山、仰るとおりの山のようですね。しかし、舟伏山でも、岩場の亀裂にわずかに咲くだけのようです。最近、皿ヶ嶺でもシコクカッコソウが盗掘されたと聞きました。綺麗な目立つ色の花は誰にでも直ぐに存在がわかるようで、そうなるとこのフキヤミツバのように地味な花のほうが植物にとっては都合がいいのかも知れません。
投稿: keitann | 2006-05-08 17:58