初秋の県境散策、ヤマジノホトトギスなど
山頂付近の株は草丈5センチとか10センチという低いのを良く見かける。
それでも花の大きさは同じだから、我が家の草丈1mを越えるホトトギスを見慣れていると、ずいぶん趣が違うものだ。
こちらの山で一番良く見かける、このヤマジノホトトギスは、柱頭に斑点があるのが特徴だ。
花の色はこの画像のように白っぽいものや、逆に紫色が大部分をしめているのもある。
花にも斑点があるが、葉にも綺麗な斑が入っている。
シコクママコナは7月から既に咲いているが、今頃から9月一杯が一番見頃だ。
この山ではいたるところに群生しており、目を楽しませてくれる。
神社のそばのカワラナデシコも咲いている。これはもしかすると植えられているものかも知れない。ナデシコの仲間も花の時期が長い。
早い時期から花を咲かせるリンドウで、四国の山ではどこででも良く見ることができる。低山にも多いので、個体数としては一番多いリンドウだろう。
秋に真っ赤に熟す実も楽しみだ。
やはりこの尾根道に多いテイショウソウが花茎を上げていた。花は9月半ばには咲くだろうか?
ハグマの仲間だ。
特徴のある斑入りの葉で、すぐにそれとわかる。
大木にはなにやらキノコがいっぱいついている。
今度はカギ状の毛がある果実も何とか写せたようだ。
去年もこの時期に来ているはずなのに、去年は気づかなかったのはなぜだろう?
帰宅してからようやく思い出す。
ハシカグサ。アカネ科、オオフタバムグラ属。ハシカグサという名は「葉が乾くと赤褐色に変わる様子が、はしかの発疹が乾くにつれて赤から褐色に変わる症状に似ているためではないかとする説がある」と記載されていた。
明るい場所だったので何とか撮れたが、小さな小さな花だ。
オトコエシも毎年初秋には見かけるのに、一瞬、わからなくて「ヒヨドリバナ?」なんて思ってしまう。そして10秒後ぐらいにオトコエシだったと気付くのだ。
草丈1m近くなり、茎の先端付近に固まって清楚な白い花を咲かせる。
栗の木のすぐそばにはこれも青いアケビの実。色付くのはまだまだ先のことだ。
折りしも車道に沿って歩いているとトンボの群れが飛んでいた。
帰りは樹林の中の遊歩道を歩いて駐車場まで帰った。途中、オオキツネノカミソリの群落が見事だったが、見頃は半月ほど過ぎていたのが残念だった。
子供の漫画に出てきそうな華ですね。
戦艦のモデルになりそうですね。
投稿: トップ眼鏡 | 2006-08-28 16:13
今晩は、keitannさん
テイショウソウ 地味な花ですね
葉っぱもとても変わってます
こういうのって好きなんですよ~
シラヤマギクの花びらがなんだか違うような気がしますが どうでしょうか?
キノコ美味しそうでしたか?
投稿: yuuko | 2006-08-28 21:38
トップ眼鏡さん、いらっしゃいませ。
野草の花は姿形もユニークなものが多いですね。
名前も変わったものが多いですよ。
ミズタマソウ、ホトトギス、キツネノカミソリ、どれも飛びっきりです。
戦艦のモデルになりそうなのはどの花だと思われましたか?
投稿: keitann | 2006-08-29 10:49
yuukoさん、こんにちは。
テイショウソウは今はまだ蕾なので地味に見えますが、ずべての花が咲きあがると真っ白な花なので、森の中では結構目立ちますよ。
それにハグマの仲間では大型になる部類でしょうね。
シラヤマギクは画像のは葉っぱは見えていませんが、別に葉っぱを入れた全体像を撮影してあります。シラヤマギクの葉っぱがは心形で特徴的な形をしているので、間違いないと思います。
花びらの形は固体差や地域差などもあるので、同定は全体を見るに限るみたいですね。
キノコはあまり良くは見なかったんですよ~。
子どもの頃は父に連れられて秋になるとキノコ狩りをしてたんですが、私が食べてたのはハツタケやシメジ(父がそういってました)などです。
父は57で死んだのですが生きていたらキノコの見分け方をもっと教えてもらえたのにと残念です。
投稿: keitann | 2006-08-29 11:31
こんにちは!!
山はすっかり秋ですね!!秋になるとぐっと雰囲気が変わって楽しげ♪
個性的な花や実がこれからたくさん見られるなぁ。(´▽`)
コッチでも明日からさらに秋の風が吹くらしいです。早く涼しくなるといいなぁ~。
投稿: ちゃっぴー | 2006-08-29 14:10
こんにちは、keitannさん
葉っぱがそうなら間違いないですね
いや、失礼しました ´ー`;
お父さん、お若くて亡くなられたんですね
私とおんなじ歳ですね
私でさえ、今 世を去るのはちと淋しいと思いますもの
キノコのお好きな方だったのですね
私もお父さんと同じくらい好きかも知れません
投稿: yuuko | 2006-08-29 15:04
ちゃっぴーさん、こんばんは。
下界ではまだまだ暑い暑いと言ってますが、少し山に入ると暑いには暑いですが、咲く花や木の実は確実に秋の気配ですね~。
そう言えば、二年前のこの季節に同じ山に来たのですが真っ赤なタマゴダケがたくさん生えていたけど、今年は見ませんでした。雨が少なかったからかな?
うちでもようやくクマゼミが鳴かなくなりましたよ。
そして夜は虫の音が・・・。
投稿: keitann | 2006-08-29 22:15
yuukoさん、こんばんは。
キク科の花の同定はほんとに難しくて、私など野草を撮影し始めた6年前はノギクの仲間はさっぱりわかりませんでしたね。
特にシロヨメナとイナカギクの見分けなど、ほんとに難しいです。
父はキノコだけでなく今で言うアウトドア全般が好きな人で(話し下手で、自然が好きでした)私はほんの小さい頃から父に連れられてキノコ狩り、ワラビ狩り、潮干狩り、釣りと式を通じていつも海や山に行ってました。死ぬ前は休みというと海に釣りに行っていたようです。
今こうして私が野山にばかり行くのは、父の血を濃く受け継いでいるなぁと強く思います。
投稿: keitann | 2006-08-29 22:20