オオミズアオ
山頂付近はカラスアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハなど様々な蝶やオニヤンマなども飛び交っている。どれもすばしこくて(讃岐の方言で、動きが敏捷な事を指す)とても気の短い私には撮影できない。
今の時期、自宅にもアゲハの仲間は毎日のように遊びに来ているようだ。
じっとしている蛾なら、私でも撮影できる。
羽が少し傷んでいるようだが、そのせいで動けないのか?
それとも蛾の仲間は夜行性だから昼間はこうしてじっとしているのかな?
子供の頃は昆虫も結構好きだったけど、今では植物専門みたいになったいるので、蝶や蛾の仲間はごく一部しかわからない。けれどオオミズアオぐらいはこの私にもわかる。
大きくて淡い水色の蛾は他に間違えようがない。
子供のとき以来で見たような気がする。
山頂は台地状になっていて桜並木が続いている。桜並木の向こうには笹が一面にすねよりも上まで生えていて、ちょっと踏み込む気がしない。
そんな中でもツリガネニンジンやワレモコウが頭を出して咲いている。笹より上に出ないと日光を浴びる事が出来ないのだ。
たまに笹を刈っているところもあって、そんなところでヒメヤブランが咲いていた。何年ぶりかで見つけた二番目の自生地だ。嬉しい。このヒメヤブランはとても好きな花なのだ。
去年の10月に来たときはヤマラッキョウが群生していたと思ったが、蕾はやっぱりちゃんと出ていた。
そしてこれがこの前来た時にも気になっていた実。まるでユリか何かの実によく似ている。この実が山頂でかなり見受けられる。
今回は葉っぱを確認しなくては・・。
検索するとノカンゾウかユウスゲのようだ。
うちにはヤブカンゾウはあるがヤブカンゾウはこんな細い葉ではないから違う。
これは是非とも来年の暑いさなかに我慢して来て、花を確かめなくては・・。
ジンチョウゲ科、ガンピ属。
和紙の原料になるのはガンピだが、こちらは紙の原料にはならないのでイヌガンピとも言われるとか。
白い小さな花で、私の好みだ。
ヤブタバコを自然光で何とか撮影できた。
この時期、やはりどの山にも咲いているのが地味花のヤブタバコやガンクビソウ。
これでめいっぱい開花している。
山頂付近の池にはヘラオモダカが咲いていた。この水生植物が私は大の苦手で、分かるのは子供の頃食べていたヒシとホテイアオイぐらい。
山の下のほうではキンミズヒキがたくさん生えていたが、途中からヒメキンミズヒキに代わる。なかなか接写が出来ない花だけど、何とか撮影できた。
下る頃にはすっかりガスも晴れて、眼下には讃岐平野と瀬戸内海が広がる。
下りでは今年初のヒヨドリジョウゴの花を撮影した。実もまだ青いものの、すでにいくつもつけていたようだ。
登った日は、ガスがまだ漂っていてとても涼しかったせいもあり、咲いている花の印象などからも、ずいぶんと秋の気配が濃厚だった。
今晩は、keitannさん
オオミズアオ きれいですよね~
飛んでるのを見たことはないのですが、春の朝 散歩の時に息絶え絶えのが落ちているのを発見
早速 写真を撮りましたが、ヤママユガが居ると思うと嬉しいですね♪
先日、農業をしている妹のところで 溝にヘラオモダカが生えているのを見つけて喜んだら
「ヘラオモ(こう呼ぶそうです)は田んぼにはびこる困った草だよ」と言って笑ってました
彼女の田んぼにはミズアオイも美しく咲いていて、「困ったもんだ」と言われています
立場によって感じ方が違うものですね。。。
投稿: yuuko | 2006-09-04 18:28
yuukoさん、こんにちは。
オオミズアオって大人になってから見たのは初めてかも知れません。昆虫はやはり昔に比べて減ってるんでしょうかね。
子どもの頃、両親が子供向けの図鑑のセットを買ってくれていたので、それを開いては楽しんでいました。そのおかげで代表的な昆虫や魚類ぐらいはなんとかわかります。
山繭と言えばうちの庭のモチノキにシンジュサンが大発生してモチノキが丸坊主になってしまった年がありましたっけ。あれも大きな蛾でした。
こちらの池にはヒシやホテイアオイは良く見ますがヘラオモダカやミズアオイはそうそう見ませんよ。(池は水が汚れているからでしょうね)
特にミズアオイは激減しているそうで私の住む市では特別に保護しているようです。
二年程前に市内を流れる川のほとりにある生物公園に咲いていると言うミズアオイを見に行きましたが、ほんとに綺麗でしたね~。
うちでもキンミズヒキやツユクサは厄介物かも(^^;)
投稿: keitann | 2006-09-05 11:04