ルリヤナギとシュウカイドウ
心待ちにしていたルリヤナギがようやく咲いた。
去年、高松からの帰り道に買い求めてきた株だ。実はそれよりも以前に買っていた株があって、イチジクの近くに植えたいたのだけど、一度も花を咲かせることなく終った。
今回は鉢植えで育てていて、春先にひと回り大きい鉢に植え替えた。
これは南米原産の花で暑さには強いはずだと思って、真夏の間、直射日光の照りつける場所に置いていた。しかし、株元がどうも調子悪そうなので、半日陰の場所に変えたら、そのほうがよかったようで、株元から元気の良い新芽がたくさん上がってきた。
しかも諦めていた花も、二週間前から花芽が出来て、数日前から咲いている。
車に乗っていて、どこかの道沿いで満開になった2mほどのルリヤナギを見たのが7月のことだったから、花は今年は見られないとばかり思っていた。嬉しい誤算。
ナス科の花で、そういわれるとどこかナスに似ている。数年前にソラナムなどナス科の花が夏前によくHCなどで売られていたが、最近はあまり見かけない。
鉢花にも流行があるのか、ある時期によく見かけた花も流行が終るとぱたっと見かけなくなる。好きな花を毎年見ようと思えば、やはり種から育てたり、株を維持する必要がある。
こちらもそういう意味で、なんとか我が家にいついてくれそうなシュウカイドウ。
この前アップしたときは雨が足りなくて、花や葉が少し焼け気味だったが、毎日のように雨が降り続いて、ようやく本来の咲き方になった。
中庭の一番奥のほとんど日が射さない薄暗いところに植えてあるが、そこだけが華やいでいる。
雨を喜んでいると言えば、この花も雨を一番喜んでいることだろう。9月7日に紹介したときはたった一輪しか咲いてなかったのが、わずか一週間足らずだというのに、今では50輪もの花が咲いている。
劇的といっても良いような咲き方だ。
二年前に1株、そして、去年も1株、何時の間にか中庭に棲み付いているようだ。去年はなぜか2株とも花が咲かなかったが、今年は2株とも花を見せてくれた。山地ではありふれた花ではあるが、こうして庭に咲いてくれると嬉しいものだ。
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