コバノボタンヅル
コバノボタンヅルが9月末から咲き始めた。
ボタンヅルの変種だそうで、野山にごく希に自生しているそうだ。
去年の秋にネット花友さんから種を分けていただいたものだが、ボタンヅルとどこが違うか、あまり知らずに育てていた。
種を播いたのは去年の秋だったろうか。
まずまずの発芽率で、20本ほど芽が出たように記憶している。
寒さにも暑さにも強く、夏前に少し大きめのポットに植え替えて置いたら、夏にツルを伸ばし始めた。しかし、猛暑の最中に植え替えるわけにもいかず、8月末に少し涼しくなった頃を見計らって、3株を大きい鉢に寄せ植えにしておいた。
野山で見かけるボタンヅルはものすごい繁殖ぶりで、木々をすっぽりと覆い隠したり、道路にまでツルが伸びているが、この株はまだ実生一年目とあって、今のところは鉢におさまっているようだ。
ようやく花が5つ6つ咲きあがり少し賑やかになってきた。
キンンポウゲかには多いが、花弁のように見えるのはガク片でそのガク片が普通のボタンヅルよりも細長いようだ。
色も普通のボタンヅルはクリーム色が買っているが、これは緑色っぽい。
何よりの特徴は葉が2回3出複葉であること。つまり葉には切れ込みだけでなく、完全に3枚に分かれた葉がまた3枚に分かれている。つまり3×3=9枚の小葉になっている。
これに対して、ボタンヅルは1回3出複葉。
花も葉も少しずつ違うわけだがコバノボタンヅルより花つきも良さそうだ。
来年まで上手く維持して、実生二年目の様子も観察したいものだ。
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