早春の高知ドライブ、その3
奥白髪温泉の敷地内に入らせてもらいましたが、まったく人の気配はありません。
目にとまった看板には木曜定休と書いてあり、今日は連休でもあることですし、おかしいな~と思うのですが、誰もいないことには事情もわかりません。
直ぐ近くの山の斜面に黄色い花が咲いています。遠目にはミツマタかと思ったのですが、近づくと蝋梅でした。温泉の方が、入浴客の目を楽しませようと植えたものでしょう。
川へ下ったところが温泉になっているらしいので、下ってみましたが、やはり戸には鍵が掛かっています。私は普段は滅多に温泉には入らないのですが、この日は時間もあったので、こんな山奥の温泉なら入ってみようかなと思っていたのですが、残念です。
白髪山への登山口はこの奥白髪温泉の横を通り3キロほど北上するのですが、何しろ少し手前から林道が未舗装です。車は普通の軽4だし、以前、赤星山に登るときにやはりダートな林道を走って、車がひっくり返るのではないかと怖い思いをしましたので、ここでUターンです。今日は登山口の偵察だけのつもりなので、様子は十分わかりました。シャクナゲが咲く頃に、3キロの林道を歩く覚悟で来ればよいだけのことです。
帰宅してから検索したところによると、奥白髪温泉はオーナーの都合で営業をやめたとのことでした。疑問が解けました。
そのまま真っ直ぐ引き返しても良かったのですが、お天気も良くなってきたので、少し歩く事にしました。放棄された家やバンガロー風な建物のある場所の近くに車を置きます。
滝にいたるという道標が立っていて、山に向かう道を登ってみます。
方角から言えば、梶ヶ森が見えてもいいのですが、もう少し登らないとそこまでの展望は望めそうもありません。
ちょっと開けた場所があって、湿地のような感じです。もともとは駐車場用に山林を切り開いたような感じの場所です。
アケボノソウの枯れた株が目にとまります。
ヤブツバキも近くで咲いているのですが、少しヤブをこいでいかねばならないので、撮影はやめました。
四国の山間部では必ずといってよいほど茶畑がありますが、これは茶畑ではなく、自生のように見えます。
そういえば、9月に新宮に行ったときに、旧新宮村あたりはヤマチャが生えているとパンフレットにありましたが、その葉で作ったというお茶を買ったのでした。ヤマチャというのはそのときに日本に昔から自生しているものなのかなと思ったのですが、ちょっと調べると、そうではなく古来に中国から入ったものらしいですね。
そういえば、この大豊付近は碁石茶というのも有名です。
道はどんどんと登っていますが、適当なところで引き返して下り始めます。
ユズリハの木でしょうか。さきほどか車で走っていてもあちこちで見かけます。
高知以外の山ではあまり見ないように思うのですが、私の思い込みかも知れません。それにしても標高がかなりありそうなのに、まだ笹が生い茂っているというのは南国高知らしいです。
車に乗って、もときた杉林の中の林道を走ります。
なんと真っ直ぐに育った杉でしょうか。
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