07年、キレンゲショウマ、剣山にて、その3
刀掛けの松からキレンゲショウマへと向かう道は一ノ森へ向かう道にもなっていて、この道は自然林の山の斜面を巻いているとても良い道です。リフトで登ってくる方はたいていは尾根道経由で山頂までしか歩かれないようですが、時間の余裕があればこちらもぜひ歩かれると良いですね。
キレンゲショウマの花が咲く頃には必ずこのソバナも咲いていて、会えるのをとても楽しみにしているのです。何年か前まではあちこちで見かけたのですが、今年は開花しているのは数株しか見られませんでした。以前のデジカメはこの淡いブルーがとても苦手で、色がなかなか出なかったのですが、今度のデジカメはこの色がよく出るので嬉しいです。
ここのは岩場といってよい場所なので、草丈も20センチほどと小さめで可愛いです。
ブルーの花が大好きな私はこのソバナは色といい姿といい、とても好きな花です。
しかし、四国では、いまだに剣山でしか見たことがないのです。
イワアカバナは今年はとてもたくさん見かけました。小さな小さな花ですが、月見草の仲間ですね。後方に長い棒のようなのが見えているのは種のサヤです。長さは5cm以上もあるんですよ。
今年はヒメフウロの花もっても多かったです。剣山ではどこででも咲いているシコクフウロと違って、このヒメフウロはここ行場付近でしか咲かないフウロです。花は花径わずか1センチちょっと。シコクフウロの半分以下です。塩を焼くときのような独特のにおいがあるそうで、シオヤキソウと呼ばれるそうですが、香りを嗅いでも特に感じませんでした。実の様子はフウロソウ独特の形です。この花も四国では不思議と剣山でしか見たことがありません。
剣山ではどちらかというと山頂近くの笹原に咲いているイメージがありましたが、今回は行場近くのほうでよく見かけました。
ミゾホオズキです。北アルプスでもミゾホオズキをたくさん見かけたけど、花の大きさや形がちょっと違います。北アルプスで咲いていたのがオオバミゾホオズキでこちらがミゾホオズキでした。これも小さな花です。
やはり剣山には多いトリカブト。鹿の食害でキレンゲショウマはずいぶん減りましたが、こういった毒草やあまり美味しくない草なのか?カニコウモリなどは増えていく一方です。作業をされていた方の話ではヤブレガサもずいぶん減ったとか・・。
花弁が3裂しているシコクフウロです。個体によって、かなり形が違います。
バックの紫はアキノタムラソウです。
こんばんは!!
ちょっと無関係な気がしますが、今日スーパーのお菓子売り場で、「日本の山」みたいなのを発見しました。
お菓子をオマケに、山のフィギュアが入ってるんですよ~。
誰が買うのだろうか・・・。
投稿: ちゃっぴー | 2007-08-18 00:14
ちゃっぴーさん、こんちは。
へ~、「日本の山」のフィギュアですかね?なんていうお菓子でしょう?
あまり日ごろはお菓子を買わないのすが、今日は買い物のついでにのぞいてみようかな?
山登りする中高年が増えているので、それを当てこんでるのでしょうか?
最近、団塊世代がどっとリタイアするので、それを当てこんだ旅行の企画とか多いですよね。
投稿: keitann | 2007-08-18 13:07
剣山の登り方、いつか参考にさせていただきますね。
ソバナもまた、鹿が食害するのですよね。
伊吹山では、山頂花畑にはあまりないのですが、ドライブウェイの側の急な斜面とかでたくさん見かけます。花の色といい形といい、好きなのですが、まだまともに撮ったことがありません。ほんと、いい色が出ていますね!嫌味がない青ですね。
シコクフウロもまたイブキフウロと同じくかわいらしい花の形です。
投稿: noi | 2007-08-18 19:52
noiさん、こんにちは。
剣山のキレンゲショウマ、年によって咲く時期が微妙にずれます。去年、今年は、ずいぶん花が遅いようで、この調子なら8月いっぱいは花が見られるかも知れないと思いました。
ソバナは山菜として食べられるそうですから、鹿にとってはご馳走かも知れません。他にもシシウドなども鹿に食べられたようで、5年ほど前とは植生が微妙に変わっていました。
伊吹山にもソバナが咲くのですね。これはツリガネニンジンなどと違って木陰を好む花ですね。淡いブルーはデジカメ全般が苦手とする色だそうですが、不思議と私のLUMIXはこの色が綺麗に出ます。デジカメも癖があるものですね。
イブキフウロはまだ見たことがないのですが、私もきっといつの日か見てみますよ~。
投稿: keitann | 2007-08-19 12:01