２００７年､野山の花ベスト１００、４月②
３月末から５月末までの二ヶ月間は野山の花が次々と咲きあがる季節で、私のように花を見るのが目的で山歩きをしているものにとっては、一年中で盆と正月が一度に来たような季節なのです。
当然のことながら､毎週のように山に入ります。時には週に二度程度､入ることもざらです。
今までニリンソウは香川の山には少ないと思っていましたが､今年はそんな思い込みを見事に覆されました。ニリンソウとイチリンソウ､それにヒトリシズカがそこここで咲いている沢筋は野草好きにはまるで天国のような場所でした。
ニリンソウに負けじとイチリンソウも咲き誇ります。
早春の雑木林で繰り広げられる花たちの競演は、決して北国や雪国だけの光景ではなかったのでした。
フデリンドウにいたっては車が横付けになるような場所で群生しています。
これからも決して掘り盗られることのないよう、春の陽射しを浴びながら咲いて欲しいものですね。
やはり低山に咲くケスハマソウですが、今年は他の山にお花見に行くのが忙しく、花の時期には少し遅かったのでした。
自生のヒゴスミレに会えたのも今年が初めてでした。
香川の山のヒゴスミレはかすかにピンクを帯びていました。
やはり今年初めて出会ったトリガタハンショウヅルの花は咲き始めが淡い緑色でした。
意外によく見かけるのでびっくりしました。
カタクリ目当ての４月末の山行では、どんぴしゃの時期に行くことが出来ました。
四国以外では野に咲く花みたいですが、四国では高山に咲くことが多いので、カタクリは４月末～５月初めの花なのです。
花が綺麗なピンク色で野のスミレの中では大きな花を咲かせるエイザンスミレです。
野のスミレの中ではひときわ豪華です。
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