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2007-12-05

鶏足山、その4、1085mピーク

山頂で休憩を入れるかと思いましたが、Tさんはどんどんと尾根を東に向かって歩いていきます。3、4分歩くと鞍部のようなところまで下ってきました。

P1190418

↑画像は、半ば冬枯れ、半ば紅葉した樹林の尾根を歩くTさんです。

この頃には青空も見え始めて、気温もずいぶん上がりました。陽だまりの尾根道という感じです。

P1190420 風もなく暖かく気持ちの良い場所なので、この鞍部で休憩することにします。

先ほどからきついのぼりを登ったので,私もTさんも暑くてたまらず、上に着ていたものを一枚脱ぎました。

落ち葉の上にザックを置いて,私はザックに腰掛けます。いまだに昔の山歩きでキスリングの上に腰を下ろしていた習慣が抜けません。Tさんは持参の簡易座布団??のようなものに腰掛けます。プリムスもコッフェルも全部持ってきていますが、おなかはあまり空いてないので、コーヒーとお饅頭を食べます。11月下旬の山とはとても思えないほど,暖かく、周囲の紅葉を眺めながらコーヒーを飲んでいると、低山でも何でも、やっぱり山はいな~という思いでいっぱいです。

地図を出して、今居る場所の地形を確かめます。目の前に見えているのが、1085mピークのようです。鞍部から登って尾根伝いに登れそうな感じです。鶏足山があまりに呆気なく登れて物足りないので、目の前の1085mピークに登りましょうということになりました。

もう一度地図をアップします。

50336600 1085mピークに続く尾根は地図で見ても緩やかな登りです。

ただ、ここもまともなルートはないでしょうから直登覚悟ですね。

P1190421 鞍部付近に生えていたマムシグサです。茎が折れかかっています。もう直ぐ土に返るのでしょう。

P1190423 青空に紅葉が映えます。これもコナラなんでしょうか?この前見かけたコナラよりもずいぶんん鮮やかな色に思えますが、空の青さのせいかも知れません。

P1190425

11時47分1085mピークに向かって歩き始めます。Tさんが荷物はこの鞍部に置いていきますか?と言いますが、やはりザックは背負って行きましょうと私。ピストンでも良さそうなものですが、山はいつ何があるかわからないので、それほど重いザックでもないので,結局二人ともリュックは背負うことにしました。

一旦,最低鞍部まで下る事にします。赤テープらしきものもついているようです。

少し下ったところに、なにやらショウマの咲き後のようなものがたくさん見えます。10月の東赤石でも見かけたのと同じ物で、サラシナショウマかオオバショウマかそんなようなものだと思います。

一度花の時期に来ればはっきりしますね。

P1190426 目指す1085mピークの北西の斜面に広がる紅葉した林です。

先ほどの鶏足山の登りでも綺麗な色に惚れ惚れした林ですね。ブナではないのですが、まるでブナみたいな紅葉です。

道は尾根を登るのかと思ったら、踏み跡はどうやら尾根を外して,もう一つ西の緩やかな斜面を登っているようでした。緩やかなとは言っても、直登ですから、最後のほうはやはり木の枝に掴まったりしながらの登りです。ヤブはそれほどひどくはないので、それほど苦労せずに1085mピークらしきところに出ました。

P1190427_2 1085mピークに着いたのは12時8分です。登り始めから20分経っていますが、標高差140mの登りですから妥当な時間といえるでしょう。

樹林に覆われていて、展望は木の間越しでしか望むことが出来ません。いろいろ移動してみたものの、やはりどこも木が邪魔をします。

なるべく木の少ないところから見てみます。真正面に山なみが見えていて、山頂付近が木のない草原状の山が見えていて、塩塚峰だろうか?と話しました。

大きな地図を持ってきてなくて持っているのは二万五千図だけで、しかも今見えている西の山々はその地図には載ってないのです。大体の位置関係から推測するよりありません。

P1190429

展望もあまりよくないし、山の名前もわからないので、早々に下り始めました。

下り始めると、下のほうに鶏足山が良く見えて、鶏足山の正面にもっと高い山々が見えています。後で地図を見ると,位置的には野鹿池山とか黒滝山のように思いました。

また、南の方角には、ちょっと遠いですが梶ガ森がはっきりと見えます。梶ガ森だけは山頂に鉄塔があるので、どこから見ても直ぐにそれとわかります。

コメント

keitann様 こんにちは
1085mのピークにも歩かれましたね。
地図によるとその西で、「杉のたわ」の真南に岩のような山が有り、それはもしかすると古宮岳かもしれませんね。
ネットで調べてみると、岩登りのゲレンデになっているとのことで、国体のルートも作られているとかです。
その峰からは1085m峰にまでコースが伸びてはいなかったのでしょうか。
そんな詮索とは別に、二人旅はなかなか活気が有りますね。
今日も良い紅葉を見させていただきました。

ぶちょうほう様、こんばんは。
古宮岳、二万五千図中には名前がないので、検索してみました。
仰るとおりで、杉のたわの南にあるのが古宮岳のようです。
そして、帰り道の車道から、ものすごい岩山が見えましたが、それが「この古宮岳のようです。後ほどまたアップすることになると思います。同行のTさんと、すごい岩場やね~などと話した事でした。
地図で見る限りでは尾根伝いに1085mピークからいけそうですが、実際は樹林に遮られて、そちら方面は見えなかったのです。
このときは何しろ、道路工事の通行時間制限があったので、あまり足を伸ばすことが出来なかったというのもありますね。

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