母とカザグルマを見に行く、その3、シュンジュギク
カザグルマの咲く山はシュンジュギクもまた多く咲いていて、ほんとに素敵でした。シュンジュギクは香川の山でも春先に株だけはたくさん見るのですが、花が咲く頃にはあまり登らなくなるので、いつも咲き残りぐらいしか見たことがないのです。
↑画像の奥のほうに写っている花は特に紫色をしていて、ミヤコワスレに似ています。ミヤマヨメナの変種だそうで、四国ではこのシュンジュギクの法が一般的なのではないでしょうか。株の様子などもミヤコワスレと良く似ていて、草丈がミヤコワスレよりちょっとだけ低いぐらいです。
あまり綺麗に写せなかったのですが、木陰の道沿いの両側に群生する姿はとて雰囲気があって、これが見られただけでもはるばる高知まで来た甲斐があったと思ったほどでした。母もずいぶん喜んでくれました。
愛らしいコツクバネウツギも咲いています。これは5月6月の山では御馴染みの花です。
子供の頃に帰ったような気がしました。
地際で地面に張り付くように咲いている姿しか見たことがなかったですが、5月とも成るとこんなに立ち上がって咲いているのですね。
コガンピは見たことがありましたが、ガンピは花色が緑色なんですね。
コウゾやミツマタとともに和紙の原料となる木です。ジンチョウゲ科ガンピ属です。
雰囲気のある花でした。
どこの山でも普通に咲いているマルバウツギです。びっしりと花がついていました。
歌にも歌われるウノハナとはこの花のことです。
どこにでも咲いているので、あまり熱心には見ませんが、こうして撮影すると綺麗な花ですね。
こちらはたぶん植栽されている木ですが、バイカウツギです。山では時々自生しているのも見ます。香りがとても良いので、我が家にもとうとう植えてしまったぐらい、好きな花です。
以上3種類のウツギはすべてユキノシタ科ウツギ属です。漢字では空木と書くことからもわかるようにウツギの茎や枝は中空になっています。
自生なのか植栽されているのかわかりませんでしたが、大きな桑の木も一本生えていました。
実もなっていましたが、桑の実は黒くなるほど熟さないと甘くないそうです。私は田舎育ちの癖に、なぜか桑の実だけは食べていません。これも歌に歌われていますね。
蛇紋岩地にはシライトソウも多いのでしょうか。この山ではあちこちで見かけました。
愛媛の東赤石山も蛇紋岩の山ですが、シライトソウがほんとに多いです。
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