6月上旬に見た花、その1、バイカウツギ
6月に入ると、花の開花に合わせて、歩く山もだんだん高山に移っていきます。標高1500m以上に登ることがほとんでですが、それでもたまには標高1000m以下を散策します。
私のいつものフィールドへと向かっていたら、道から10mほど離れたところに真っ白い花が咲いています。それも木全体に花がびっしりとついて、見事です。何だろうと思い、近付くと、それはなんとバイカウツギでした。
丁度雨が降っていたのですが、まずは横から撮影してみます。
ユキノシタ科バイカウツギ属。ウツギと名がつく木はほんとに多いし、5~6月の山ではウツギやマルバウツギ、ヤブウツギなど、ウツギの花を見ないことはまずありませんが、バイカウツギは山でもそれほど見かけない木です。ですから、バイカウツギの花を山で見ると、すごく嬉しいものです。
花弁は4枚で、バイカウツギと言う名は梅の花に似ているのでつけたのだろつと思いますが、梅の花は5弁ですから、あまり似てはないのですね。
この木はずいぶん花つきが良くて、こんなにびっしりと花がついたのは久しぶりで見ました。
というのも05年に仙丈ケ岳に登る前に大鹿村付近をドライブしたのですが、そのときにも林道沿いで満開のバイカウツギを見ているのです。←画像がそうです。当時使用していたサイバーショットで撮影したものです。
このとき見たバイカウツギも見事だったので、これ以上の株に出会うことはないだろうと思っていたのですが、意外にも私のフィールドで出会えようとは・・。まだまだ歩きが足りない証拠ですね。
雨が降っていたからか花の重みでまるで垂れ下がるように咲いているバイカウツギです。
何箇所か自生している場所は知っていますが、折り取られたりしているのを良く見かけます。
これだけの株はあまり見かけないので、毎年、見られることを願っています。
コメント