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2008-11-19

三泊四日で東京&信越の旅、その5、雷滝

階段を下りていくと、やがて、雷滝が見えてきます。

Pb083949

でも、この眺めは最初に見えるのではないのです。普通の滝なら、こんな風に正面か横からしか見えないはずですが・・・。

Pb083933_2 階段になった遊歩道を下りて行くと、まず通るのはこんなところです。

つまり滝の裏側を通るのですね。

この雷滝は、そんなところから別名「裏見の滝」とも呼ばれているそうです。

こんな滝を見たのは私も初めてでした。

このときの先輩二人、KさんとHさんはとっても良い表情をされているのですが、モザイクをかけなければいけないのが、ほんとに残念・・。

Pb083945 滝の裏を通過するときに、撮影した画像です。

ゆっくり通っていると、滝のしぶきがかかりそうなので、思わず早足になってしまいます。

夏なら、ずいぶん冷涼感があるのでしょうね。

このときは寒かったので、ちょっと身がすくみました。

Pb083956 上流から眺める渓谷です。渓谷もなかなか味わいがありました。

Pb083957 向こうのほうの山の頂上付近には、なんと雪まで積もっているではありませんか。

寒いはずです。

Pb083958 登り返しは、他の方たちはちょっときつそうにしてましたけど、流石に元山登りをしていた先輩たちは誰も音をあげる人はいませんでしたね。

上りも勿論、紅葉を楽しみながら歩きます。

Pb083960 再び、車上の人となって、バスで山道を下ります。

四国ではそれほど見ないカラマツ林があちこちで、落ち着いた黄葉で芽を楽しませてくれました。

Pb083963 西日を受けると恐らく黄金色に輝くであろうカラマツですが、この日は曇天とあって、残念ながら黄金色のカラマツは見られません。

Pb083985_2 バスは高井橋より下流まで下って来ました。

慌てて、橋を撮影します。

カラマツの黄色と杉の緑がまるでパッチワークのように山を染め分けています。

Pb083992 バスはやがて小布施へと向かいます。

小布施は栗で有名な町だという事は、それまでも知っていました。信州出身の義弟のお嫁さんに、お土産に小布施の栗鹿の子などをよく頂くからです。

お嫁さんは岡谷の人なので、私はてっきり小布施も諏訪の近くだとばかり思い込んでいたのでした。こんな北のほうだとは思ってもいませんでした。また、小布施は栗だけでなく、リンゴ、葡萄など、様々な果物が良く栽培されているそうです。

その小布施付近から、かなり高い山が見えてきました。先輩のOさんが「妙高も見えるんじゃないかな~」と仰っていましたが、まさかこれがその妙高だったとは、そのときは気づきませんでした。妙高は大学2年と3年のときに、それぞれ一度ずつ登っているのですが、やはり夜行列車で行くので全容がわかってなかったようです。

Pb083992 妙高付近をトリミングした画像です。

平野部(盆地)から、これだけど~~んと聳えているのですね。

冬の良く晴れた日など、雪を頂いた姿はなかなかの迫力があるのじゃないでしょうか。

妙高はこの旅でも一緒だった同期のIさんが大好きな山で、学生時代には6月に登ったのですが、当時は人も余り登っておらず、登山道の繁みの中にはシラネアオイの群生が咲いていて、興奮して写真を撮ったものでした。その頃はあまり花のことなど知らずに山に登っていましたが、そんな私たちをも夢中にさせるほど美しい花でした。

App0001 その数十年前に撮影したというシラネアオイです。

今見ても、見事なものですね。

App0001myoukouiwatakesannto こちらがその昔のIさんと私・・・。

このときは一期上の男の先輩Kさんが同行していたので、Kさんが撮影してくださったのでしょうか。

6月の妙高で撮影したものです。雪がかなり多いですね。

入山日は6月21日~25日となっています。25万図の高田を見ると妙高~焼山と歩いたようです。

昔ですから、今のようにトレッキングパンツではなく、ニッカボッカに毛糸の靴下二枚履きだったのですね。

妙高というだけで、いろいろな思い出が浮かび、懐かしいです。

Pb083993 話は旅に戻り、小布施付近もリンゴの木が多く、フジだろうと思うリンゴがたわわに実っています。

Pb083999 リンゴの実も、ミカンと同じように収穫しやすいように、やはり丈が低く仕立てられているのですね。

Pb084001 葡萄畑のほうではリンゴ狩りなのか、上のほうから人が下りて来ました。

小布施で立ち寄ったお店ではワインを買い求めました。

四国からオリーブの新漬けを持ってきたので、宿で先輩方と一緒にオリーブでワインを飲もうと思ったのでした。

バスはこの後、その日の宿へと向かいます。宿は木島平というところにある、主にスキー客用の宿のようです。

宿では6人が一緒になれる部屋を用意してくれてあって、食事の後、ほんとにいろいろな話で盛り上がって楽しかったです。まるでテントの中さながらでした。やはりテントの中で同じ釜(コッフェル?)で飯を食った仲間というのでしょうか、一緒にいても気が置けず、やっぱり山の先輩や同輩って最高です。部屋は他の部屋とは少し離れていたから良かったようなものの、隣の部屋に人がいたならば、きっと笑い声と話し声で迷惑をかけたに違いありません。

携帯が苦手な先輩のOさんは取り説まで持参していたので、早速、みなの携帯にアドレスを送って、これで、6人全員の携帯メールも繋がったのでした。

コメント

keitann様 こんにちは
懐かしいメンバーで、初冬の紅葉狩りを心行くまで楽しんでいる光景が、読むこちらにまで、ジワっと伝わってきました。
間に挟んだ妙高登山の思い出は、シラネアオイの写真と、うら若き乙女二人のオマケつきで、これも興味深く拝見いたしました。
昔の山仲間が、同室で語り明かす一夜も楽しさ満載でしたね。

「裏見の滝」は、これも珍しい趣向でした。

ぶちょうほう様、こんばんは。

若い頃に、同じスポーツを通じて培った友情というのは、数十年経っても一気に昔の関係に
戻れるのが良いところだと思います。
山登りなどというのは特に、自分がばてた姿を皆に見せているので、いまさら取り繕うところも
ないのが良いのでしょうか。

妙高は旅の途中では、妙高だと分かって見てなかったが残念でした。
四国に帰ってきてから、先輩からメールをいただいて知りました。
その先輩はご主人も私の先輩で、信州出身の人なので、たぶんおわかりになったのだろうと
思います。

私など若い頃はどんどん登っていたはずなのに、山の形もろくろくわからないのは、ほんとに
恥ずかしい限りです。あの頃は妙高に登っていても、ほとんど人に出会わなかったものでした。
シラネアオイを見たときのことは今でもかすかに覚えていますが、このときは個人山行だったので
撮影する余裕があったようです。
妙高ももう一度登ってみたい山ですが、四国からは遠いので、ちょっと難しいでしょうね。

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