県境の山でアオイスミレに会う、その4、アオイスミレ
お昼ご飯を食べて、お腹がいっぱいになったら、出発します。
歩き始めは13時25分です。
車道沿いに、桐があって、ここでも花芽と実の両方が楽しめます。桐の木の花芽は花材として、花市場にも出回っているそうです。
青い空に桐の実と花芽は、華やかさはないですが、なかなか渋いですね。あの地味なビワの花が花材になるぐらいですから、桐の花芽も花材になっておかしくはないです。
車道をほんの少し歩いたところで、車道から2本の山道が出ています。どちらも入り口のところに赤テープがありますが、道標などは見当たりません。車道がつく前の旧道のようです。
どっちを行っても行けそうですが、うちの一つを進みます。
日当たりの良い道で、フウロケマンの葉っぱらしきものが出ています。フウロケマンは香川の山でもたまに見かけますが、こんなに早くから出ているのですね。そういえば、我が家の畑でもコリダリスの苗だけは早くから葉っぱをつけていますね。(コリダリスというのはエンゴサクやキケマンの仲間のことです)
フウロケマンの直ぐ近くで、スミレの花が視界に飛び込んできました。
最初は「ここでもスミレが狂い咲きしている」ぐらいにしか思わなかったのですが、やけに小さなスミレの花です。
しゃがみこんでよく見てみると、小さいはずです。アオイスミレの花なのでした。
アオイスミレは春一番に咲くスミレです。香川の低山ではナガバノタチツボスミレが春一番に咲くスミレで、やはり2月末ぐらいには咲きますが、アオイスミレは私が見た限りでは標高500mぐらい以上で咲くようです。
ちょっと湿っぽいところに咲くスミレで、この場所もきっと2,3日前まで雪が積もっていたと思われます。
雪が解けた後で直ぐに咲くようなスミレですから、去年のように雪がたくさん積もった年は、見かけるのが遅かったです。
でも今年は雪が積もっても直ぐに解けるので、きっと早く咲いたのでしょうね。
帰りにもこんな風にたくさん咲いているのを見ましたから、これはもう一輪だけ早く咲いているという感じではありません。
そして集落が見え始めました。
横畑集落です。恐らく、竜王山の香川側の集落ではいちばん高いところにあるのではないでしょうか。
お天気が良くて暖かいので、布団干ししているようです。
深い谷を隔てて、向こう側に、竜王山が見えてきました。
花芽をたくさんつけています。
高知や愛媛の山ではどこででも見かけるミツマタですが、香川の山では割合珍しいです。
私は自宅でミツマタを育てているのですが、今年は残念なことにミツマタに花芽が上がってないので、一年ぶりに見るミツマタの花芽でした。
こんばんは。
スミレが咲き始めましたか。いよいよ春ですね。
しばらくはスプリングエフェメラル達に楽しませてもらいましょう。
投稿: 多摩NTの住人 | 2009-02-07 20:46
多摩NTの住人様、こんばんは。
2月初めにアオイスミレの開会に会えるとはまさか思っていなかったのですが、今年は急ピッチで春めいて
きているようです。
セツブンソウも咲き始めたし、バイカオウレンもかなり咲いてきたようなので気が焦りますね。
そちらはまだでしょうか?
投稿: keitann | 2009-02-07 23:30