紅葉の岩黒山~手箱山へ、その3、岩黒山へ
土小屋を出発したのは9時15分でした。
今年の5月にもアケボノツツジを見に手箱山まで歩いていますが、そのときは8時10分にスタートしているのです。その前の土小屋~筒上~笹倉湿原というコースを歩いたときもスタートは7時半ぐらいでしたから、この日の出発は相当遅いです。
かなり速いペースで歩かねばなりませんが、花はもう終盤ですから撮影には手間取らないだろうと予想しました。
↑画像は土小屋から岩黒山方面に少し登った場所から、土小屋の東方面を撮影しました。この日は資材を上げるのか、ヘリがずっと飛んでいてたのですが、そのヘリを撮影したものです。
土小屋にはあれだけの車がとまっていましたが、大多数の人は石鎚方面へと歩かれる人ばかりで、反対方向の岩黒方面に登る人はほとんどいないようです。
歩き始めて直ぐに、友人に電話をかけてみます。石鎚周辺は電波状況が良いのですが、筒上や手箱方面では電波状況がどうだったか覚えてないので、土小屋付近でかけておこうと思ったのです。しばらく話しながら歩き、電話を切ったところで、どうもおかしいと気づきました。この日は展望が期待できるので、稜線伝いに登るつもりが、いつの間にか分岐を行き過ぎてトラバース道を歩いていたのでした。分岐から何気なく歩くとトラバース道なのですが、稜線コースは思いっきり鋭角に曲がらなくてはいけないのと、分岐の道標が小さくてうっかり見落としたようです。やはり油断は禁物ですね。
分岐は土小屋の直ぐ上にあるのです。急いで分岐まで引き返し、今度こそ稜線コースの道を歩きます。ところが、今度は別の友人から電話がかかってきました。そして、その後、膝丈までの笹の中を歩いていくのですが、笹が前夜の雨で濡れているので、仕方なくスパッツを出してつけます。
そんなこんなで20分近くの時間をロスしてしまいました。
岩黒山への登りでは何箇所か、石鎚が綺麗に見える場所があります。
この場所からはニノ森までの稜線がはっきり見えます。
木々はうっすらと色づいている感じです。
ドウダンというと真っ赤に色づくとばかり思っていたのですが、こんな微妙な色合いもあるんですね。
お馴染み、ナナカマドの実ですが、ここではナナカマドの葉はあまり綺麗な紅葉はしていません。
北アルプスみたいに真っ赤に色づくナナカマドを見てみたいものです。
5月には随所に咲くアケボノツツジを愛でながら歩いた道ですが、今回は色づいた木々を楽しみながら登ります。
稜線コースと言っても必ずしも稜線ばかりを歩くわけではなく、道は稜線から北を巻いたり、南に巻いたりする部分もあります。
これは稜線を西に巻いた針葉樹林越しに紅葉の見えた場所です。
丁度目の前に、こんな見事な色のドウダンが待ち構えていました。
花は閉じていますが、登山道沿いにはちらほらとアサマリンドウモ見受けられます。
花は期待してなかっただけに、目にすると嬉しいものですね。
この前の稲叢山行でカエデのお勉強を少ししたものの、今回はまた綺麗さっぱり忘れていました(^_^;
次は尾根を北側に播くのですが、北側にはちょっとしたブナ林が見られます。
足元に落ちている葉っぱです。
赤いのはカエデですが、茶色のブナの葉っぱも混じっていますね。
再び、尾根の南側に出てくると、遠くに電波塔が賑やかに立ち並んだ山が見えてきました。
位置的に中津明神山だろうと思うのですが・・・。
このドウダンは紅葉はそれほどでもありませんが、実がたくさんぶら下がっています。
丸滝小屋が見えてきましたが、その前に岩黒山を越えなくてはなりません。
石鎚が綺麗に見えてきました。
こういう眺めを目にすると、いやがうえにも気持ちが高揚するのが抑えられません。
手前のうっすらと赤くなっているのがコメツツジですが、もう少し赤く染まるものなのでしょうか?
これぞコメツツジの紅葉という眺めを見たことがないので、よくわかりません。
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