今年も東赤石タカネバラ山行、その8、カノコソウ
分岐まで来てほっとしました。
2年前に歩いているものの、あのときはパーティーを組んでの歩きで、しかも雨が降っていたので、何となく記憶が曖昧になってしまっているのです。でも、この日は一人で歩いたので、地形やルート状況などもはっきりと頭に入りました。
稜線伝いの道と合流してからは、すでに何度も歩いている道なので、不安はありません。
去年はかなり咲いていたゴゼンタチバナが、一輪しか見当たりません。
北アルプスや南アルプスでは、その辺にいくらでも咲いている花ですが、四国では滅多に見ない貴重な花です。
葉が6枚になると花をつけると聞きましたが、↑の画像を見ても、ほんとに4枚葉の株は花が咲いていませんね。
権現越が見えてきましたが、ガスのために権現山方面は見えません。
それにしても前回来たときよりも、草が繁っていて、道が隠れているほどです。それも背の高い草が多くて、草を掻き分けながら進みます。
雨だったら、雨具の下でもはかないことには、びしょぬれ必至です。
この日はびしょぬれの心配はないものの、道の直ぐ横にはびこったアザミのトゲがチクチクして痛かったです。(^_^;
瀬場からのルートは草刈が綺麗にされていましたが、ここは電力の保守路からも外れているので、手入れされないようです。
去年は6月末にここを歩いていますが、そのときは咲いてなかったバイケイソウが丁度綺麗に咲いていました。
今までコバイケイソウはアルプスなどで何度も見ていて綺麗だと思いましたが、バイケイソウはあまり綺麗だと思ったことはありませんでした。
でも、この日のバイケイソウはなかなか綺麗でした。
周囲の葉っぱは言うまでもなく、イタドリで、東赤石周辺はイタドリも多いです。
これ、登山道に立って撮影してるのですが、道らしきのが写ってないでしょう?
草に道が覆いつくされているのです。
権現越はカノコソウもたくさん咲きます。
四国の山では、ここでしかカノコソウは見たことがないです。
カノコソウの後ろに咲いている黄色い花はハナニガナのようですね。
権現越から向こうはガスに隠れてまったく見えませんが、道は少しましになりました。
権現越はナンゴククガイソウやシコクフウロもたくさん咲くので、夏場はお花畑状態になります。
この調子だと、開花は7月末か8月初め頃でしょうか。
輪生した葉っぱだけでも結構綺麗ですね。
14時43分、ようやく権現越に着きました。
さすがにここで休憩を入れないといけないでしょうね。
この後は、前回と同じく、ノンストップで歩くつもりです。
6月初めに来たときは電力の保守路を下ったので、山道を下るのは1年ぶりです。
草原をバックにカノコソウをもう一度撮影します。
下りながら、権現山方面を見上げますが、やっぱりガスで何も見えません。
株は良く見ますが、花はあまり見ないので、撮影タイムです。
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