石鎚山系にキレンゲショウマを見に行く、その3、ススキとリス
山友達のTさんや野草友達のRさんは、岩黒山頂をパスして丸滝小屋までトラバース道を歩かれるつもりだったようですが、こんな快晴の日に展望を楽しめる稜線伝いの道を行かない手はないと思い、岩黒山経由の道を歩くことにしてもらいました。
標高1492mの土小屋付近は気温は20℃ちょっとでしょう。吹く風が涼しくて快適そのものです。
猛暑に喘ぐ下界とはまるで別天地です。
少し登ったら、石鎚の姿が綺麗に見える場所があります。
今まで西条の町とその後ろにぼんやりと瀬戸内海を見たことはありますが、島や本州の山まで見えたのは初めてです。空気が澄んでいるんでしょうね。
やっぱり山には初秋の気配が漂い始めています。
岩黒山頂までは稜線の東側を巻いたり、西側を巻いたりしながら進みます。
春にはアケボノツツジが咲いていた道も今は緑一食です。
そんな針葉樹の木を眺めていたら、リスがいました。
リスは今まで何度も山で見ていますが、動きが素早いので、なかなか撮影できたためしがないのです。
特徴のある葉と、ウコギ科独特の花でわかりますね。
お味見もしてみましたが、ちょっと酸っぱめでしょうか。
このモミジのような葉っぱは、前回、東赤石でも見かけましたが、ミヤマモミジイチゴの葉っぱだったんですね。イチゴの仲間は難しいです。
初夏は緑が初々しかったブナの葉も、すっかり緑が濃くなって、目立たなくなっていました。
ススキといい、アカトンボといい、山の秋の気配は下界よりも一足早いです。
東赤石でもたくさん見たクロヅルの翼果がここでも綺麗に色づいていました。
土小屋から眺めた瓶ヶ森もガス1つかかっていませんでしたが、ここまで来てもはっきりと見えています。
瓶ヶ森がこんなに綺麗に見えるのも珍しいです。
9時28分、岩黒山頂に着きました。
ザックを下ろして、しばらく、360度の大展望を楽しむことにしました。
岩黒山頂には今まで5,6度は来てると思いますが、海や島がこんなに見えたのは、私としては初めてのことです。
画像ではわかりにくいかも知れませんが、肉眼ではしまなみ海道もはっきりと見えていました。
丁度reikoさんが石鎚を背景に立っていたので、モデルになってもらいました(^_^;
こちらは今から向かう筒上、手箱方面です。
画像中央の白い小さな小屋が丸滝小屋です。
水分補給も忘れて、素晴らしい眺めに見とれてしまいました。
暑さにうだってる身に涼風をありがとうございます。
素晴らしい景観ですね。
可愛いリスもちゃ〜んと分かりますよ。
いつもながら、良いお写真ばっかり!
投稿: プルメリア | 2010-08-18 11:08
こんばんは
同じ日土小屋8時10分発石鎚でした。夏にこんなに展望のよいのはめずらしいですよね。
しまなみ海道の橋がはっきりみえましたから。瓶ヶ森も雲もかからずずっとみえましたので本当に驚きの上天気でした。
投稿: 流れ星 | 2010-08-18 21:28
プルメリアさん、こんばんは。
この日は夏には珍しく、空気が澄んでいて、周囲の山々がくっきり
見えましたよ。
登山口の風も爽やかで、やっぱり標高1500mは下界とは違います。
リスは年に一度ぐらいは見かけるのですが、撮影できたのは初めてです。
丁度上手い具合に、カメラに望遠レンズをセットしてたときでした。
山では何に出会うか、楽しみですよ。
投稿: keitann | 2010-08-18 23:16
流れ星さん、こんばんは。
今まで秋のすごく視界が利く日にも石鎚に登ってますが、それでも
西条の町や瀬戸内海、島々がこれほどはっきり見えたのは初めてでした。
この翌日も用事があって、高松まで走りましたが、車から阿讃山脈が
手に取るように見えました。
土小屋8時10分発でしたか。
私たちはその頃に、土小屋に着きましたから、途中で山なみを撮影するために
車をとめなかったら、同じぐらいの時刻に出発だったみたいですね。
手箱方面からも、瓶ガ森が終日見えていて、こんなことはほんとに珍しいこと
でした。
投稿: keitann | 2010-08-18 23:21
keitann様 こんにちは
いまネットの地図を開いて、御紀行文を拝見しています。
岩黒山は確かに頂上に到る道と巻道がありますね。
こういう天気なら山岳展望を第一にルートを選びたいですね。
海が見えて、他の山も第一級の眺望で、これは運が宜しかったですね。
リスもトンボも植物もそれぞれに持ち味を出していますね。(レスは無用です)
投稿: ぶちょうほう | 2010-08-25 14:08
ぶちょうほう様、岩黒山には今まで何度か登っていますが、石鎚を眺める場所としては、岩黒山頂は最高の場所だと思います。
結果的には植物や動物なども見るべきものも多かったので、往復のコースとして、道が2通りあるなら、違う道を歩くというのが花を見る上でも展望を楽しむ上でも良いものだということを、このときも感じる結果となりました。
投稿: keitann | 2010-08-25 23:20