念願の三嶺に登る、その9、リコーダーの音色
この場所からはまだ池が見えていませんね。
やがて池が見え始めました。後方には剣山や次郎笈が見えています。
三嶺と言えば、この眺めが一番有名なのではないでしょうか。
今回初めて登るまでに、他の山から三嶺を眺めたことは何度もいえいえ、もっとあります。
剣山からも、矢筈山からも、白髪山方面からも、天狗塚からも、しかし、三嶺の山頂付近がこんなに伸びやかな笹原が広がっているとは思ってもいませんでした。
山頂までは急峻な斜面になっていて、そして、山頂はなだらかな笹原。稜線を登りきったところに、この眺めですから、やはり誰もが素晴らしいと思うはずです。
画像右のほうに階段のようなものが見えていますが、これが稜線に達する登山道です。
小屋へと向かう道の傍らでは、シコクフウロが一輪だけ咲き残っていましたが、咲き残りの花なのに、綺麗な花でした。
小屋の向こう側が小ピークになっていて、剣山が良く見えそうなので、あそこまで行くことにします。
2人、先客がいるようですが、この方たちは本州からテントを担いで登りに来られた若いカップルでした。
高知側から登られたそうで、剣山まで縦走するそうです。
気の向いたところで、テントを設営するそうで、羨ましかったですね。
小屋の横を通るので、ついでに小屋内部を覗かせてもらいました。
ほんとに綺麗で、これなら営業小屋より綺麗なぐらいです。
この小屋を使用する方の思いが伝わってくるようでした。
剣山系にある他の避難小屋も、きっと同じように綺麗なんでしょうね。
いつかは都合をつけて、泊りがけで来て見たい物です。
小ピークの直下には、綺麗に色づいたカエデでしょうか、数株見えました。
その綺麗な紅葉した木をすそに入れて剣山と次郎笈を撮影します。
本州から来たというカップルのうちの青年のほうがリコーダーを吹き始めたのです。
こんなメロディーです。
スコットランド民謡のようなアメリカ民謡のような、よく聞いたことがあるのに、タイトルが思い出せず、帰宅してから調べてわかりました。「峠の我が家」という曲なんですね。
山頂で、リコーダーの音色を聞くというのはいいものですね。
↑画像は三嶺をバックにしたその青年です。
そして、小屋の北側のトレースを、青年と一緒に登ってきた若い女の子が、今度は1人で歩いていきます。
リコーダーの音色といい、女の子の姿といい、秋の三嶺にぴったりでした。
たぶん、これからは三嶺と聞くと、この曲が頭の中を流れそうな気がします。
こんにちは。
綺麗な紅葉を見られて良かったですね。
それに「峠の我が家」を山頂で聞くことができたなんて、最高でしたね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2010-10-30 11:39
多摩NTの住人様、こんばんは。
この日は紅葉もさることながら、山岳展望するのが好きな私としては、剣3系はいうに及ばず、四国のめぼしい山々をすべて見られたのが一番嬉しかったです。
それに山で聞くリコーダーも良いものですね。
難しい曲は吹けませんが、私も子供の頃はリコーダーを吹くのが好きでした。子供のお古があったら、持って行きたいぐらいですね。
投稿: keitann | 2010-10-30 23:27